農林水産省が「ディスカバー農山漁村 (むら) の宝アワード」第12回選定の募集を開始しました。

農林水産省は「強い農林水産業」「美しく活力ある農山漁村」を実現するため、2014年に「ディスカバー農山漁村 (むら) の宝アワード」を創設しました。農山漁村の地域資源を活用した地域の活性化や所得向上に取り組んでいる優良な事例を選定し、全国に発信しています。これまでに345の優良事例が選定されました。

■写真を通じた取組で応募してみませんか?
募集内容はこちら。いずれかに該当する取組を、団体部門と個人部門でそれぞれ募集します。
- 美しく伝統ある農山漁村の次世代への継承
- 幅広い分野・地域との連携による農林水産業・農山漁村の再生
- 国内外の新たな需要に即した農林水産業の実現

応募された取組を有識者懇談会が総合的に審査し、優良事例を選定するとともに、各賞を決定します。有識者懇談会委員を務める写真家の織作峰子さんは、「棚田をはじめ、美しい景観の保全に資する取組等の多くの応募を期待しています」とメッセージを寄せています。

地域の活性化につながる写真活動も応募可能です。写真のチカラで地域を応援しているサークルや写真部、写真愛好家の皆さんは、活動内容と地域の魅力を広く発信できるチャンス。皆さんの取組が、本アワードでの写真にまつわる初の選定事例になるかもしれません。ぜひ応募してみてください。

ディスカバー農山漁村 (むら) の宝アワード (第12回選定) 概要
募集内容
地域において、新たな需要の発掘・創造や潜在している地域資源の活用を行うことにより、農林水産業・地域の活力創造につながる、次の①から③のいずれかに該当する取組。
① 美しく伝統ある農山漁村を次世代へ継承する取組
(例 : 歴史的景観、伝統、自然等の保全・活用を契機とした農山漁村活性化を図る取組、消費者や住民のニーズを踏まえた都市農業の振興に関する取組、関係人口の創出に資する取組、環境に配慮した農業を推進する取組など)
② 幅広い分野・地域との連携により農林水産業・農山漁村を再生する取組
(例 : 農山漁村発イノベーション、6次産業化、地産地消、農福連携、震災復興、都市と農山漁村の共生・対流を推進する取組、若者・女性・高齢者の活躍する取組、スポーツ・芸術・健康医療・再生可能エネルギーなど多様な分野と連携した取組など)
③ 国内外の新たな需要に即した農林水産業を実現する取組
(例 : 農泊を推進するためにインバウンドを含めた旅行者等を農山漁村に呼び込む取組、農林水産物・食品の輸出に向けた取組、ジビエの普及啓発や需要拡大を推進する取組、スマート農林水産業やICTを活用した地域づくり等のデジタルを活用した取組、食料安全保障強化に資する取組など)
応募資格
募集内容に該当する取組を行っている団体および個人とし、自薦、他薦は不問。団体を対象とした団体部門、個人を対象とした個人部門の2部門を各々募集。団体部門と個人部門の重複応募可。
応募方法
特設サイトより応募用紙をダウンロードして必要事項を記入のうえ、応募フォームより送信。応募用紙の記入方法は特設サイト参照。
応募締切
2025年8月12日 (火)
選定方法
応募資料をもとに有識者懇談会において総合的に審査し、30地区程度を優良事例として選定。さらに、その中から部門ごとに優秀賞を選定し、表彰。また、部門を問わず、選定された優良事例の中から最も優れた取組をグランプリ、分野ごとに先鋭的な取組を特別賞として選定し、表彰する。
有識者懇談会委員
あん・まくどなるど (上智大学アイランドサスティナビリティ研究所所長)、今村 司 (札幌テレビ放送 取締役副社長)、織作峰子 (大阪芸術大学教授 / 写真家)、田中里沙 (事業構想大学院大学学長)、永島敏行 (俳優 / 青空市場代表取締役)、林 良博 (国立科学博物館顧問 / 東京大学名誉教授)、藤井大介 (大田原ツーリズム 代表取締役社長 / ファーム・アンド・ファーム・カンパニー 代表取締役社長)、三國清三 (ソシエテミクニ 代表取締役)、向笠千恵子 (フードジャーナリスト / 食文化研究家 / 郷土料理研究)、横石知二 (いろどり 代表取締役社長)
発表
2025年10月〜11月頃に特設サイト等で発表。発表後に都内で選定証授与式を開催予定。
主催
農林水産省