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フィルムシミュレーションの丸い窓にロマンを感じる小型軽量ミラーレス一眼「FUJIFILM X-E5」

富士フイルムは、「Xシリーズ」の最新モデルとして、ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-E5」を2025年8月に発売する。カラーは、シルバーとブラック。価格はオープン。市場想定価格は、246,400円(税込)前後。単焦点レンズ「XF23mmF2.8 R WR」がセットになったレンズキットも合わせて発売する。価格はオープン。市場想定価格は、281,600円(税込)前後となっている。

レンズキットの「XF23mmF2.8 R WR」を装着した状態。カラーはシルバー。

フラットな天面のボディは445gという軽量コンパクトな「X-E5」。裏面照射型約4020万画素の「X-Trans CMOS 5 HR」センサーと、高速画像処理エンジン「X-Processor 5」を搭載した高画素モデルだ。
ブラック

愉悦を覚えるクラシカルで高品位なボディ

「Xシリーズ」初となるアルミ削り出しのみで加工した軍艦部を採用。左側に設置されたフィルムシミュレーションダイヤルには丸い窓があり、ロマンを感じさせるデザインに。選択中のフィルムシミュレーションを示す指標プレートもアルミ削り出し加工で仕上げられている。また軍艦部だけでなく、ファインダー部分や視度調整ダイヤルに至るまで凹凸を抑え、ダイヤル周辺部と本体間の隙間を狭めるなど細部にわたるこだわりが見られ、手にしっかりと馴染み、またゆっくり眺めたくなる美しいデザインとなっている。

アルミ削り出しのみで加工された軍艦部の天面。左側にある丸い窓で、フィルムシミュレーションの状態が確認できる。

写真の世界に没入できる新機能を搭載

EVFの表示モードに、「クラシック」を新搭載。シャッタースピードやISOなどの情報を画面下部に小さく表示させ、フィルムカメラを想起させるデザインを楽しめる。また、アスペクト比に応じて撮影範囲外を半透明やラインで表示するサラウンドビュー機能を新たに搭載しており、EVFでありながらOVFのような雰囲気が味わえる。写真撮影をさらに楽しむ工夫が満載だ。
カメラ正面には、コントロールレバーを新搭載。このレバーには、ビューモードの変更やアスペクト比の切り替え、デジタルテレコンの倍率変更などの機能を割り当てることが可能。これらを含め、ダイヤル類も右側に配置することで、ファインダーを覗きながら操作ができて、より撮影に集中できる。

マウントの左上にあるのがコントロールレバー。

高画質と高性能AFに加え、強力な手ブレ補正が撮影をサポート

第5世代の約4020万画素「X-Tran CMOS 5 HR」センサーを搭載。より多くの光を効率的に取り込める新たな画素構造により、「X-E4」では拡張感度だったISO125を常用感度として使用できる。また、電子シャッターのシャッタースピードを最速1/180000秒に設定できる。
AFは、ディープラーニング技術を取り入れて被写体を検出。動物・鳥・車・バイク・自転車・飛行機・電車から選んで設定すればAIが検出してくれる。最新のAF予測アルゴリズムにより、動く被写体への高い追従性や、コントラストの低い環境下での高精度AFを実現している。
「X-Eシリーズ」としては初めて、5軸・最大中央7.0段 / 周辺6.0段の強力なボディ内手ブレ補正機能を搭載。小型軽量のボディであっても、安心して手持ち撮影で軽快に撮影を楽しむことができる。

FUJIFILM X-E5 主な仕様

カラー シルバー、ブラック
レンズマウント FUJIFILM Xマウント
有効画素数 約4020万画素
撮像素子 23.5mm×15.7mm (APS-Cサイズ) X-Trans CMOS 5 HRセンサー
ISO感度 ISO 125~12800 (拡張 ISO 64 / 80 / 100 / 25600 / 51200)
画像モニター 3.0型 約104万ドット チルト式タッチパネル付きTFTカラー液晶モニター
記録媒体 SD/SDHC/SDXCメモリーカード (UHS-II対応)
サイズ (幅×高さ×奥行き) 124.9×72.9×39.1mm
質量  約396g (本体のみ) / 約445g (バッテリー、メモリーカードを含む)
付属品 充電式バッテリーNP-W126S(リチウムイオンタイプ)、ヘッドホン用アダプター、ショルダーストラップ、ストラップリング取り付け補助具、ボディーキャップ