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「ライカM11-D」ほか「ライカI」誕生100周年を記念した特別限定モデルが誕生

ライカカメラ社は、「ライカI」を世に発表して100年を迎える今年、“100 YEARS OF LEICA”と題した特別限定モデルを発表。今回新たに、2本のレンズがセットになったプレミアムな「ライカM11-D “100 YEARS OF LEICA”」。「ライカD-LUX8」、「ライカ ゾフォート2」、双眼鏡「ライカ トリノビット 10×40」が発表になった。

パッケージから美しい「ライカM11-D “100 YEARS OF LEICA”」

「ライカM11-D」特別限定モデル本体と、「Leitz Anastigmat-M f3.5/50mm」と「ライカ ズミルックスM f1.4/50mm ASPH.」のレンズ2本、アクセサリーがセットになっている。パッケージのデザインにもこだわりが詰まっており、トップカバーとベースプレートには無垢の真鍮製、光沢のあるブラックカラーが美しい木製ケースに収められる。


「ライカM11-D」特別限定モデルは、随所に「ライカI」へのオマージュが注がれている。ストラップ用の金具や赤い「Leica」のロゴは配せず、シャッターボタン、電源スイッチ、露出時間設定ダイヤルはアルミニウム製で、「ライカI」風のクラシックなクロスローレット加工が施されている。シャッターボタンを囲む化粧環や半円形のシャッターボタン、そして本革の外装もオリジナルデザインの要素を再現している。
ホットシューカバーには「100」のロゴが刻印されるほか、特別限定モデルの証として、アクセサリーシューには「ライカI」の初期シリアル番号の書式に倣った刻印で「No 001」から「No 100」までの番号が振られる。

セットとなるレンズ2本のうち、「Leitz Anastigmat-M f3.5/50mm」は、1925年当時「ライカI」と一体型だったカメラ用レンズ「Leitz Anastigmat 1:3.5 F=50mm」だ。今回、交換レンズとして復刻される。Mバヨネットを採用し、当時と変わらぬ沈胴式設計となっている。そして何より印象的な外観だが、外装に初めてアルミニウムを採用し、ニッケルカラーの陽極酸化処理を施すことで、100年前の原点を想起させる仕上がりとなっている。
「Leitz Anastigmat 1:3.5 F=50mm」装着時

もう一つのレンズ、「ライカ ズミルックスM f1.4/50mm ASPH.」は、現行モデルではあるものの、クラシックなクロスローレット加工が施された絞りリング、アルミニウムを基材にしたニッケルカラーのレンズ外装、アルミ削り出しのグリップ部分など、記念モデルとしての特別なデザインとなっている。
「ライカ ズミルックスM f1.4/50mm ASPH.」装着時

ケース最下段にはアクセサリー類が収納されている。特別デザインのプロテクターと一体化型ストラップ、SDカードケースなど、どれもコニャックカラーの上質なレザー製アクセサリーだ。

ニッケルカラーがアクセントの「ライカD-LUX8 “100 YEARS OF LEICA”」

「ライカD-LUX8」も「ライカI」をオマージュした特別仕様が誕生。操作部にはニッケルカラーのアクセントを施し、ボディはM型ライカの質感を再現したブラックの合成皮革仕様だ。そして、サムレスト、カバーキャップにあるモデル名の刻印と赤い「Leica」のロゴは省略され、「100」のロゴがフラッシュシューカバーにあしらわれた洗練されたデザインとなっている。

ブラックカラー限定「ライカ ゾフォート2 “100 YEARS OF LEICA”」

ライカ発のハイブリッドインスタントカメラとして人気の「ライカ ゾフォート2」にも記念モデルが。ニッケルカラーのレンズキャップとグロッシーブラックのフレームが特徴で、カメラ上部には「100」のロゴがあしらわれている。

100本限定「ライカ トリノビット 10×40 “100 YEARS OF LEICA”」

ダイヤル部分のパーツが、ニッケルカラーとクロスローレット加工が施されたデザインに変更。赤い「Leica」のロゴは省かれ、「100」のロゴがレンズチューブの前面に配置されている。専用の双眼鏡ケースとストラップがセットになった、シックで高級感あふれる記念モデル。100本限定となる。