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16.6倍の高倍率ズームレンズ「タムロン 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD」ZマウントとRFマウントがついに登場

タムロンは、APS-Cミラーレスカメラ対応の高倍率ズームレンズ「18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD」のニコンZマウント用を2025年8月28日に、キヤノンRFマウント用を2025年9月26日に発売します。いずれも価格はオープンで、Zマウント用の希望小売価格は104,500円、RFマウントの希望小売価格は106,700円 (ともに税込) です。

タムロン 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD
ニコンZマウント用

 

「18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A1 VC VXD」は、焦点距離18~300mmをカバーし、広角から超望遠までレンズ交換なしに撮影を楽しむことができるレンズです。35mm判換算では、Zマウントが27~450mm相当、RFマウントが28.8~480mm相当となります。本レンズは、2021年にソニーEマウント用富士フイルムXマウント用が発売されていて、新たにニコンZマウント用とキヤノンRFマウント用が追加されます。

タムロン 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD
キヤノンRFマウント用

2025年4月に両マウントの開発が発表された時点では、2025年夏頃発売とアナウンスされていました。

■ズーム比16.6倍の高倍率

2021年発売当時、APS-Cミラーレスカメラ対応のズームレンズとして、世界初となる16.6倍のズーム比を実現しました。風景、スナップ、ポートレート、動物、鳥などさまざまなシーンの撮影を楽しむことができます。

■妥協のない光学性能

レンズ構成は、複合非球面レンズ3枚とLD (Low Dispersion=異常低分散) レンズ4枚を含む15群19枚構成。レンズの諸収差を効果的に抑制しています。

また、広角端18mmでは最短撮影距離0.15m、最大撮影倍率1:2のハーフマクロとなっていて、望遠端300mmでは最短撮影距離0.99m、最大撮影倍率1:4のクォーターマクロとなります。絞り羽根は7枚羽根の円形絞りを採用。絞り開放から2段絞り込んだ状態まで、ほぼ円形の絞り形状を保ちます。

■手ブレ補正機構

タムロン独自の手ブレ補正機構VCを搭載し、室内や夜景などの低照度下で発生しやすい手ブレを効果的に抑制し、撮影をサポートします。

■高速・高精度AF

独自のリニアモーターフォーカス機構VXDの搭載により、全焦点域でストレスのないフォーカシングが可能。動体へのフォーカス追従性・静粛性にも優れ、高倍率ズームレンズとしてクラス最高レベルのAF速度と精度を実現します。

■ユーザビリティ

新たなマウントに対応すべく、細部のデザインを変更。キヤノンRFマウント用には、AF/MF切り替えスイッチとVC ON/OFF スイッチを搭載。また、ニコンZマウント用とキヤノンRFマウント用においては、「TAMRON Lens Utility」でファームウェアアップデートが可能となっています。

TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD 主な仕様

モデル名 B061
マウント ニコンZマウント、キヤノンRFマウント、ソニーEマウント、富士フイルムXマウント
焦点距離 18〜300mm
※35mm判換算 28.8~480mm相当 (Z/E/Xマウント)、28.8~480mm相当 (RFマウント)
開放絞り F3.5〜6.3
最小絞り F22〜40
レンズ構成 15群19枚
画角 (対角) 77°24’〜5°30’(Z/E/Xマウント)、73°49’〜5°10’(RFマウント)
絞り羽根枚数 7枚 (円形絞り)
最短撮影距離 0.15m (W端) / 0.99m (T端)
最大撮影倍率 1:2 (W端) / 1:4 (T端)
フィルター径 φ67mm
最大径×長さ φ75.5×127.6mm (Zマウント)、φ75.5×123.6mm (RFマウント)、φ75.5×125.6mm (Eマウント)、φ75.5×125.8mm (Xマウント)
質量 635g (Zマウント)、625g (RFマウント)、620g (E/Xマウント)
付属品 花型フード、フロントキャップ、リアキャップ