Alan Schallerさんと、ONE OK ROCK・Ryotaさんの初共演による写真展「yami to hikari 闇と光 -The dark and the light」が、2025年9月28日まで開催されています。8月8日には、会場のライカギャラリー表参道でレセプションが開かれ、2人がゲストたちと作品について語り合いました。

イギリス・ロンドンを拠点にモノクロ写真の第一人者として世界で活躍する写真家のAlan Schaller (アラン・シャーラー) さんと、ONE OK ROCKのベーシストであり写真家でもあるRyotaさんの出会いは2024年の4月。4年ほど前からアランさんの作品に惚れ込んでいたRyotaさんが、ONE OK ROCKのアートワークを担当することになり、アランさんに撮影を依頼したことがきっかけで交流が始まったそうです。

Alan Schallerさんのコメント

日本で初めての写真展になります。日本は被写体としてお気に入りの国なので、ここで写真展を開催できることを心より感謝しています。今回はRyotaさんにとって初めての写真展ということもあり、本当に特別な機会になっています。
私は常々、ほかのアーティストとのコラボレーションを実現したいと考えていました。ストリートフォトグラファーというのは常に孤独で、一人で世界に行って、一人で写真を撮るという創作を重ねていくものなので、コラボレーションはとても大切なことだと思います。

Ryotaさんとは写真に対する愛情で繋がっていて、Ryotaさんと一緒に写真を撮り始めたら、こんなに写真を撮ることが楽しいことなんだと改めて気づかされました。こうして同じ空間で二人の視線をシェアして展示できているのは、特別な機会だと感じています。
今回のように写真展に向かって共に撮影をしていく中で、互いに素晴らしいものを感じ、学び合いながら表現したものを、ぜひ体感していただければと思います。
(通訳 : ライカカメラジャパン ギャラリスト 村山長さん)
Ryotaさんのコメント

このような素晴らしい場所でアランと一緒に写真展ができることを、すごく光栄に思います。4年前くらいにアランの写真を初めて見つけて、ずっと彼に会いたいと思っていましたが、その後いろいろな奇跡が起こって、昨年の春に会うことができました。
実は彼に初めて会ったときに僕が彼を撮影した写真も展示してあります。僕がカメラを構えると「そこじゃない、こっちから撮るんだ」と、会ってすぐにアドバイスをもらいました。

出会ってからは、彼と一緒にいろいろな場所で写真を撮りながら、彼のモノクロの世界観をすべて教えてもらいました。モノクロ写真を撮るようになったのもアランの影響です。この1年間は、そのとき付けていた35mmレンズ1本だけを使うように教えられました。「僕もそうしてきた。Ryotaにもそれを体験してほしい」と。
最近になって、ほかのレンズも使っていいよと言われるようになって、アランから24mmを貸してもらって撮ったら、それはもうアランの世界だったんです。僕が感じているこの写真の魅力を、今回の写真展を通じて一人でも多くの方に広めていけたらいいなと思っています。
Alan Schaller and Ryota 写真展「yami to hikari 闇と光 -The dark and the light」
会期 2025年7月25日 (金) 〜9月28日 (日)
会場 ライカギャラリー表参道
住所 東京都渋谷区神宮前5-16-15 ライカ表参道店2F
時間 11:00〜19:00
休館日 月曜
入場料 無料
問い合わせ ライカギャラリー表参道 (TEL 03-6631-9970)
※会期・時間は状況により変更になる場合があります。