ニコンが、フルサイズミラーレスカメラ「Z6III」のファームウェアVer.2.00を2025年8月27日に公開しました。
変更内容は以下のとおり。
ニコン Z6III ファームウェア C:Ver.2.00
静止画撮影関連
- [静止画撮影メニュー] > [AF/MFの被写体検出設定] に [鳥] を追加。
- 拡大表示の倍率を最大400%まで拡大可能。
- [静止画撮影メニュー] に [オートキャプチャー] を追加。
※キャプチャー条件として [モーション](被写体の動く方向)、[距離] (被写体を認識する遠近の範囲)、[被写体検出] (被写体を検出するかどうか) を設定し、設定した条件でカメラが被写体を認識すると自動で連続撮影が行われます。なお、NIKKOR Zレンズ以外のレンズ装着時は動作しない場合があります。 - [ハイスピードフレームキャプチャー+] にレリーズモード [C15] を追加。
- 「ハイスピードフレームキャプチャー+」撮影時の画質設定機能を追加。
- [静止画撮影メニュー] > [フォーカスシフト撮影] に [オプション] を追加。[ピクセルシフト撮影] との併用が可能。
- [静止画撮影メニュー] > [ピクセルシフト撮影] に [オプション] を追加。[AEブラケティング]との併用が可能。[撮影開始時の記録フォルダー] も追加。
- セルフタイマーに設定している場合でも [ピクセルシフト撮影] の設定が可能。
- 「Profoto A10」のLED定常光をAF補助光として使用可能。
※「Profoto A10」のファームアップが必要となります。
動画撮影関連
- [動画撮影メニュー] > [AF/MFの被写体検出設定] > [被写体検出] に [鳥]を追加。
- 拡大表示の倍率を最大400%まで拡大可能。
- [動画撮影メニュー] に [オートキャプチャー] を追加。
※キャプチャー条件として [モーション](被写体の動く方向)、[距離] (被写体を認識する遠近の範囲)、[被写体検出] (被写体を検出するかどうか) を設定し、設定した条件でカメラが被写体を認識すると自動で連続撮影が行われます。なお、NIKKOR Zレンズ以外のレンズ装着時は動作しない場合があります。 - ハイレゾズーム有効時にピントが合った時の表示の色を変更。
- サブセレクターでのハイレゾズーム操作が可能。
- [動画撮影メニュー] > [ハイレゾズーム] を [ON] に設定している場合、カメラが被写体を検出すると撮影画面に被写体検出枠を表示。
- HDMI経由のファイル名送信に対応した外部レコーダーに動画を記録するとき、カメラでのファイル名を含める機能を追加。
※対応しているATOMOS社の外部レコーダーは「Ninja V」「Ninja V+」「Ninja (2023年発売モデル)」「Ninja Ultra」「Shogun (2023年発売モデル)」「Shogun Ultra」「Shogun Connect」(2025年8月現在)。なお、一部のレコーダーではATOMOS OSのアップグレードやレコーダーの有償アクティベーションが必要となる場合があります。
再生関連
- 再生時のiメニュー項目に [ループ再生] を追加。
- 動画再生時のiメニュー項目に [再生の速度] を追加。
- [再生メニュー] に [縦横位置情報の記録] を追加。
- [再生メニュー] > [グループ再生の設定] に [自動連続再生の設定] を追加。
- 再生時のiメニュー項目 [送信指定 (PC)] [送信指定 (FTP)] の機能を変更。また、同メニュー項目に [優先送信指定 (PC)] と [優先送信指定 (FTP)]を追加。
- 再生メニューと再生時のiメニューの [フィルター再生の条件設定] に [日付] を追加。
- 再生時のiメニュー [画像編集] に [画像編集機能のカスタマイズ] を追加。
- 再生メニューに [再生中の画面自動回転] を追加。
操作関連
- ニコン真正性サービスに対応。
※サービスの利用には「Nikon Imaging Cloud」への登録および利用申請が必要となります。 - [カスタムメニュー] > a10 [フォーカスポイント表示] に [フォーカスポイントの太さ] を追加。
- [カスタムメニュー] > a13 [絞り開放Lv] を追加。
- [カスタムメニュー] > a15 [フォーカスリミッター設定] を追加。
- [カスタムメニュー] > c2 [セルフタイマー] の [連続撮影間隔] に [最短] を追加。
- [カスタムメニュー] のd19とg18に [半押し拡大解除 (MF)] を追加。
- [カスタムメニュー] > f1とg1 [iメニューのカスタマイズ] に、iメニューに割り当てられる機能として [オートキャプチャー] を追加。
- 以下の [カスタムメニュー] に割り当て可能なボタン、割り当てられる機能を追加。また [拡大画面との切り換え] の設定項目を変更。
- f2 [カスタムボタンの機能 (撮影)]
- f3 [カスタムボタンの機能 (再生)]
- g2 [カスタムボタンの機能]
※[ピント位置優先] と [ピント位置優先 (顔検出)]は、f3 [カスタムボタンの機能 (再生)] > [メインコマンドダイヤル] または [サブコマンドダイヤル] > [画像送り時の拡大位置] で設定可能。また、f3 [カスタムボタンの機能 (再生)] > [メインコマンドダイヤル] または [サブコマンドダイヤル] > [画像送り] の設定は、拡大再生中の画像送りにも適用されます。
- [カスタムメニュー] > f3 [カスタムボタンの機能 (再生)] に機能を割り当てられるボタンと割り当てられる機能 ([編集前の画像へジャンプ] や [トリミング] など) を追加。
- [カスタムメニュー] > f4 [タッチFn] 使用時の [フォーカスポイント移動] の機能を変更。
- [セットアップメニュー] の [カード初期化 (フォーマット)] で物理フォーマットの手順を変更。
- [セットアップメニュー] の [レンズ情報手動設定] の機能を変更。
- [セットアップメニュー] に [モニター表示の自動切り換え] を追加。
ネットワーク関連
- [ネットワークメニュー] > [USB] に [USB ストリーミング (UVC/UAC)] を追加。
- 「ATOMOS AirGlu BT」と接続時、接続が切断したときまたは接続が不安定なときに警告を表示。
- 「Nikon Imaging Cloud」関連のメッセージや初期設定を変更。
- 「Nikon Imaging Cloud」からピクチャーコントロールを登録する方法に機能を追加。
- リモートグリップ「MC-N10」と「ATOMOS AirGlu BT」対応機器の併用が可能。
- [ネットワークメニュー] の [FTPサーバーと接続] の機能を変更および追加。
- 連動レリーズモードの設定方法を変更。登録できるグループ数が20に、グループ内でマスターカメラから制御できるリモートカメラの台数が16台に増加。
- [ネットワークメニュー] の [カメラと接続] に [グループ設定] と [著作権情報の上書き] を追加。
その他
- 外部モニターなどのHDMI機器と接続したとき、動画の撮影終了時に映像出力が途切れない仕様に変更。
- 動画の撮影中にiメニューからヘッドホンの音量を変更可能。
- 「NX Tether」などアプリケーションからの操作で、静止画でもプリセットマニュアルによるホワイトバランスの取得が可能。
- 音声メモの録音時に外部マイクを接続している場合、その外部マイクを使用して録音が可能。
- [カスタムメニュー] > g13 [ビューアシスト] を [ON] にした際の階調特性を変更。
- [動画撮影メニュー] > [動画記録ファイル形式] で [ProRes 422 HQ 10-bit (MOV)] に設定して撮影した際に、メタデータに会社名と機種名を記録。
- 法人向けリモート撮影システム「NX Field」機能に対応。
- IPアドレスを自動取得後、自動取得をOFFにしても取得したアドレスを保持。
ファームウェアのダウンロードはニコンのWEBサイトから。
https://downloadcenter.nikonimglib.com/ja/download/fw/571.html