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ヴィンテージを探求する新レンズ・コレクションが誕生! 日本初登場は「Eureka 50mm f/2」ライカMマウント

焦点工房は、Thypoch(タイポック)の「Eureka(エウレカ)」シリーズのライカMマウント対応・距離計連動式レンズ「Eureka 50mm f/2」を2025年9月19日に発売しました。

Thypochは、2023年に中国深センのシネレンズ専門メーカーのニューブランドとして登場。往年のレンジファインダー期の精巧な機械設計と、現代の光学技術を融合したプロダクトを開発しています。

そして「Eureka」シリーズは、同ブランドのヴィンテージ・イメージを探求する新コレクションです。各時代のクラシックレンズの意匠と描写傾向を現代品質で再解釈し、写真・映像に真正性のある質感をもたらします。

装着・使用イメージ

「Eureka 50mm f/2」は、フルサイズ対応のMFレンズです。対応マウントはライカMで、耐久性に優れたアルミ合金鏡筒と、存在感のある質感が特徴の真鍮鏡筒の2種類を展開。希望小売価格は、アルミ合金が112,000円、真鍮が166,000円(いずれも税込)。両製品とも同素材で仕上げた専用レンズフードとUVフィルターが付属します。

アルミ合金鏡筒
真鍮鏡筒

1950年代を象徴する沈胴式デザインを採用し、現代の設計・加工精度で再構築しています。収納時はわずか27mm、使用時でも41.2mmというコンパクトさ。アルミ合金鏡筒は約120gと軽量で携行性バツグンです。また、美しく仕上げられた外装は、滑らかな操作感とともにライカボディに美しく調和します。

沈胴式構造で設計され、持ち運びやすさとクラシカルなスタイルを両立

さらに、クラシカルな光学設計に最新のレンズコーティング技術を組み合わせることで、鮮やかで豊かな色再現と高いシャープネス描写を得られます。奥行きのある立体感と、わずかに回転するような独特のボケ味が、写真や映像にヴィンテージライクな雰囲気を与えます。

作例

Thypoch Eureka 50mm f/2 ライカMマウント 主な仕様

対応マウント ライカM
対応撮像画面サイズ 35mmフルサイズ
焦点距離 50mm
フォーカスモード MF(マニュアルフォーカス)
開放絞り F2.0
最小絞り F16
レンズ構成 4群6枚 (EDレンズ1枚、高屈折レンズ1枚)
絞り羽根枚数 12枚
最短撮影距離 0.9m
フィルター径 A36(かぶせ式)※ねじ込み式フィルター非対応
最大径×長さ 約φ35.9×27mm(沈胴時)、約φ35.9×41.2mm(撮影時)
質量 約120g(アルミ合金鏡筒)、約218g(真鍮鏡筒)
付属品 UVフィルター、レンズフード、前後キャップ