DxO Labs (ディーエックスオー) が、「DxO FilmPack 8」を2025年9月30日に発売しました。DxOのWEBサイトよりダウンロードで購入できます。価格は新規ライセンスが14,999円、アップグレード版が8,999円 (いずれも税込)。
「FilmPack」は、往年のさまざまなフィルムが持つ質感や色味などをデジタルで再現するソフトウェア。WindowsおよびmacOSに対応します。「FilmPack 8」では、タイムワープモードやスキャンフィルム最適化ツールを新設。「Adobe Photoshop」との連携も強化されました。
■フィルムの特性を忠実に再現
本物のフィルムを解析してデータ化し、発色やグレイン (粒状感) などフィルムの特性を忠実に再現します。「FilmPack 8」では、カラーネガフィルム9種類とモノクロフィルム6種類のプリセットが追加されました。プリセットを適用したあとで、効果を調整することも可能です。
■タイムマシン
「タイムマシン」モードは、200年前からの歴史的な出来事や写真表現を振り返りながら、その時代に使われたフィルムのイメージを適用できます。「FilmPack 8」では19種類のプリセットを追加。「ポートレート」をテーマとした検索も可能になりました。
■タイムワープ
「タイムマシン」のプリセットをタイムライン形式で表示し、スライダで直感的に操作できる「タイムワープ」モードが追加されました。「タイムトラベル」スライダを調整することで、各時代を代表するフィルムのイメージを適用できます。「経年変化」スライダでは画像に段階的な変化を施し、退色や摩耗といった「劣化」を表現できます。
■スキャンフィルム最適化
「スキャンフィルム最適化」ツールが追加されました。スキャンしたフィルムをワンクリックで反転し、10種類以上のプリセットを適用できます。修復や効果の調整も可能です。
■Photoshopとシームレスに連携
「Adobe Photoshop」とシームレスに連携できるようになりました。Photoshopにプラグインとして組み込むことで専用のパレットが追加され、Photoshop上でFilmPackの機能を使用できます。
■デジタルエフェクト
デジタルカメラに搭載されているフィルター効果もプリセットされています。「FilmPack 8」では、富士フイルムとソニーの4種類が追加されました。
■高解像度画像に対応
すべての効果が高解像度の画像に対応するようアップデートされました。高画素デジタルカメラで撮影したRAWデータに適用した際も、解像感と品質を保持できます。
DxO FilmPack 8 システム要件
Windows
- Windows 10 バージョン20H2 以降 (Windows 11 バージョン22H2推奨) いずれも64ビット
- Intel Core 10000シリーズ または Intel Core Ultra 7 165H もしくは AMD Ryzen 4コア (8コア推奨)
- 8GB以上のRAM (32GB推奨)
- 4GBのハードディスク空き容量
- 1280×768以上のディスプレイ (1920×1080推奨)
- NVIDIA RTX 3070 または AMD Radeon RX 6700 (最新ドライバ) VRAM 8GB 推奨
macOS
- macOS 14.7 Sonoma 以降 (macOS 15 Sequoia 推奨)
- 16GB以上のRAM (32GB推奨)
- 4GBのハードディスク空き容量
- 1280×768以上のディスプレイ (1920×1080推奨)
- Apple M2 Pro 推奨