サイトロンジャパンは、フルサイズに対応するLAOWA (ラオワ) の望遠マクロレンズ「180mm F4.5 1.5x Ultra Macro APO」を2025年11月7日に発売しました。価格はオープンで、参考価格は105,000円 (税込)。

「LAOWA 180mm F4.5 1.5x Ultra Macro APO」は、LAOWAブランド初のテレ (望遠) マクロレンズです。1.5倍のウルトラマクロ、先進的なアポクロマート (APO) 設計、コンパクトで軽量なデザインなど、多様な機能を兼ね備えています。対応マウントはキヤノンRF、キヤノンEF、ソニーE、ニコンZ、Lの5種類。キヤノンEF、ソニーE、ニコンZはAF機構を備えており、1.5mから無限遠でのみAFが利用可能。キヤノンRFとLはMF対応になります。

撮影倍率は、最大1.5倍 (1.5:1)。昆虫や花といった小さな被写体のマクロ撮影に最適で、被写体の質感や模様を高解像度で描写します。最短撮影距離は30cm、マニュアルフォーカス時のワーキングディスタンス※は最短14.7cmと、被写体との間にほどよいスペースを確保。ライティングや構図の自由度が高まるほか、小さな生物を驚かせて逃がしてしまうリスクを軽減します。
※レンズ先端から被写体までの距離

180mmという焦点距離は、背景が被写体に近づいたように見える、自然な圧縮効果が生まれます。被写体と背景の関係性を自在に操ることで、印象的な写真撮影が可能となります。

アポクロマート (APO) 設計を採用することで、軸上色収差と倍率色収差を徹底的に抑制。光の条件が厳しいシーンでも、優れたシャープネス、忠実な色再現、そしてフリンジの抑制を実現します。レンズ構成9群12枚の光学設計により、撮影倍率の高いマクロ撮影でも、一貫して画面のすみずみまで被写体の微細なディテールを忠実に捉えます。

鏡筒は、長さ88.4mm、重さ484g※と軽量コンパクトで、過酷な撮影環境にも対応できる堅牢で耐久性のある設計を採用。インナーフォーカス方式により全長が変化せず、常に安定したバランスで撮影が行なえるほか、専用のファンクションボタン、62mm径のフィルタースレッド、AFマウントにはExifデータ記録用の電子接点とファームウェア更新のためのType-Cポートを搭載しています。
※キヤノンEFマウントの数値。

LAOWA 180mm F4.5 1.5x Ultra Macro APO 主な仕様
対応マウント ソニーE (AF)、ニコンZ (AF)、キヤノンEF (AF)、キヤノンRF (MF)、L (MF)※
対応撮像画面サイズ フルサイズ
焦点距離 180mm
画角 13.7°
絞り範囲 AF : F4.5〜F22、MF : F4.5〜F32
レンズ構成 9群12枚
絞り羽根枚数 9枚
最短撮影距離 300mm
最大撮影倍率 1.5倍
焦点調整方式 AFおよびMF※
フィルター径 62mm
最大径×長さ φ67.6×134.4mm (ソニーE)、φ67.6×88.4mm (キヤノンEF)
質量 521.6g (ソニーE)、484g (キヤノンEF)
※オートフォーカス (AF) は1.5mから無限遠でのみ利用可能。