ライカカメラが、モノクロ撮影専用のフルサイズコンパクトデジタルカメラ「ライカQ3モノクローム」を2025年11月21日に発売しました。価格は1,199,000円 (税込)。

ライカカメラは、フルサイズコンパクトデジタルカメラとして世界で初めてモノクローム撮影専用センサーを搭載した「ライカQ2モノクローム」を、2020年11月に発売しました。その第二世代モデルとなるのが本製品。有効6030万画素のモノクローム撮影専用センサーを搭載し、優れたシャープネスとダイナミックレンジ、深みのあるトーンを実現したモノクロ描写が得られます。ISO感度はISO100からISO200000に対応します。

「ライカQ3」と同様、開放F値1.7の広角単焦点レンズ「ライカ ズミルックス f1.7/28mm ASPH.」、576万ドットの有機ELファインダー、3.0型のチルト式タッチパネル液晶モニターを搭載。トリプルレゾリューション技術により6000万画素・3600万画素・1800万画素の3種類で記録が可能です。最短撮影距離17cmのマクロモード、最大8Kの動画撮影機能、IP52相当の防塵・防滴性能なども搭載しています。

■デザイン
外装のレザーは「ライカQ3」と異なる仕上げ。正面の赤い「Leica」をあえて省くことで、モノクロームというコンセプトが強調されています。

トッププレートには「Monochrom」の刻印。「LEICA Q3」の文字も控えめなものになっています。


■操作性
わかりやすい構成で写真機能と動画機能が区別されており、操作性もシンプル。独自のカラーコンセプトに沿ったアイコンとメニュー構成により、直感的な操作が可能です。この操作コンセプトは、「ライカQ3」「ライカQ3 43」にもファームウェアのアップデートにより導入予定。
■コンテンツクレデンシャル対応
ライカQシリーズ初となるコンテンツクレデンシャル技術を搭載。撮影した画像に、コンテンツ認証イニシアチブに準拠したデジタル署名を付与します。これにより、画像の真正性を証明することができます。
アクセサリー
カメラ本体とマッチするレザー外装を施したワイヤレス充電機能付きハンドグリップ「HG-DC1」、レッドフィルター、各種ストラップも同時発売。「ライカQ3」のアクセサリーも使用できます。

ライカ Q3 モノクローム 主な仕様
有効画素数 6030万画素
撮像素子 フルサイズ裏面照射型CMOSイメージセンサー
画像処理エンジン ライカ Maestro IV
レンズ ライカ ズミルックス f1.7/28mm ASPH. (9群11枚、非球面レンズ3枚)
ISO感度 ISO 100〜200000
シャッター速度 メカシャッター 1/2000秒〜60分、電子シャッター 1/16000秒〜60秒
ファインダー 576万ドット 電子ビューファインダー (アイセンサー付)
画像モニター 3.0型 184万3200ドット チルト式TFT液晶モニター (タッチパネル)
記録媒体 SD/SDHC/SDXCメモリーカード (UHS-II対応)
幅×高さ×奥行 130.0×80.3×92.6mm (突起部を除く)
質量 約662g (本体のみ) / 約746g (バッテリーを含む)
付属品 キャリングストラップ、レンズフード、レンズキャップ、化粧リング、ホットシューカバー、バッテリー BP-SCL6、USB-C to USB-Cケーブル