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モノクロ専用スナップシューター「RICOH GR IV Monochrome」を触ってきた! 究極のモノクロ表現を追求

リコーイメージングは、モノクローム専用ハイエンドコンパクトデジタルカメラ「RICOH GR IV Monochrome」を正式発表。2026年1月15日に先行体験会「GR NIGHT」を開催しました。

RICOH GR IV Monochrome

 

モノクローム撮影に特化した「RICOH GR IV Monochrome」は、「RICOH GR IV」をベースに、究極のモノクロ表現を追求して専用設計された渾身の一台。発売日は2026年2月13日。価格はオープンで、参考価格は283,800円 (税込) となっています。

RICOH GR IV Monochrome
左が「GR IV」、右が「GR IV Monochrome」。ボディ右下の「GR」の刻印の色、ボディの塗装などが違っています。

 

先行体験会には、招待された多くのメディアやフォトグラファーが集い、注目度の高さがうかがえました。RICOH GR開発チームの岩崎さんによると、このモノクロームモデルの構想は2020年頃から始まったそうです。「GR III」のモノクロームモデルも検討されましたが実現には至らず、6年越しでようやく実現したとのこと。「新開発のモノクローム専用センサーを搭載したGR IV Monochromeは、単なる派生モデルではなく非常に大きなチャレンジとして開発されました。既存の概念に縛られず常に挑戦し続けることがGRブランドの本質的な価値です」と力説しました。

RICOH GR IV Monochrome
「GR NIGHT」では、渋谷にある「CAFE:MONOCHROME」による「GR NIGHT」の文字をあしらったティラミスなどのデザートも提供されました。

豊かな階調表現を実現する新設計の「モノクローム専用イメージセンサー」

最大の特徴は、有効約2574万画素のAPS-Cサイズ相当ローパスフィルターレスモノクローム専用CMOSセンサーを新たに搭載している点です。1つ1つの画素が被写体の輝度情報を取得。一般的なカラー用センサーと異なり、色情報の補間処理が不要なため、レンズから入る光の情報をダイレクトに画像化できます。これにより、解像感の高い繊細な描写と、深みのある豊かな階調表現が可能となりました。また、高感度特性を生かした粒状感のある作品作りも楽しめます。

RICOH GR IV Monochrome

ドラマチックな表現を可能にする「内蔵赤色フィルター」

レンズユニット内には、ワンタッチでON/OFFを切り替えられる赤色フィルターが内蔵されています。赤色の波長のみを通すことで、青空のトーンを落として白い雲とのコントラストを強調したり、赤い被写体の存在感を強めたりといった、モノクロ写真ならではのドラマチックな視覚効果を瞬時に得ることができます。

RICOH GR IV Monochrome
「Fn」ボタンを押すことで、「赤色フィルター」のオン/オフを切り替え可能。

多彩な質感を生む「専用イメージコントロール」

新たに開発されたモノクロ専用のイメージコントロールを搭載しています。輪郭をくっきりと見せる硬調なトーンの「ソリッド」や、銀塩プリントを彷彿とさせる強い粒状感が特徴の「グレイニー」など、撮影者の意図に合わせて多彩な表現を選択可能です。特に「グレイニー」は、ハイライトや暗部のディテールを保ちつつ印象的な仕上がりが得られます。

RICOH GR IV Monochrome

RICOH GR IV Monochrome

世界観を統一した「こだわりの外観デザイン」

白黒写真の世界観を演出するため、外装から細部に至るまでデザインが徹底されています。マグネシウム合金のボディやボタン類にはマットブラックを、前面のGRロゴには質感の異なるセミグロスブラックを採用。さらに電源ボタンのライトを白色に変更するなど、特別なGRであることを実感させる深い質感を備えています。

RICOH GR IV Monochrome
電源ボタンのライトは白色に。

最高1/16000秒の高速電子シャッター

加えて、最高1/16000秒の高速電子シャッターを搭載しており、日中の明るい場所でも絞りを開放した撮影が可能です。

RICOH GR IV Monochrome

 

GRシリーズ誕生30周年の節目に登場した「RICOH GR IV Monochrome」は、スナップシューターとしての速写性と、モノクロームという表現の深淵を両立させた、「GR」の魅力をさらに広げるラインアップとなっています。

RICOH GR IV Monochrome

写真展も開催

「GR SPACE TOKYO」では、「Monochrome」展を開催中。木村和平さん、Tomas H. Hara氏さん、Rikard Landbergさんによる「RICOH GR IV Monochrome」で撮影した作品が展示されています。また、「RICOH GR IV Monochrome」の実機を手に取って試すことも可能です。

「Monochrome」展

■「Monochrome」展

会期
前期 : 2026年1月15日 (木) ~2月16日 (月)
後期 : 2026年2月19日 (木) ~3月23日 (月)
会場 GR SPACE TOKYO
住所 東京都渋谷区神宮前6-16-19 原宿WATビル102
時間 11:30~19:00
休館日 火曜・水曜・祝日
入場料 無料

※前期・後期で一部作品の入れ替えあり。

RICOH GR IV Monochrome 主な仕様

有効画素数 約2574万画素
撮像素子 APS-Cサイズ (23.3×15.5mm) モノクロ/CMOSセンサー
焦点距離 18.3mm (35mm判換算 28mm相当)
レンズ構成 5群7枚 (非球面レンズ3枚)
開放絞り F2.8
最小絞り F16
ISO感度 ISO 160〜409600
手ブレ補正 撮像素子シフト方式 (5軸補正)
シャッター速度 1/4000〜30秒、バルブタイマー、バルブ、タイム (電子シャッターにより1/16000まで設定可能)
画像モニター 3.0型 約103.7万ドット TFTカラー液晶モニター (タッチパネル)
記録媒体 内蔵メモリー (約53GB)、microSD/microSDHC/microSDXCメモリーカード (UHS-I対応)
外寸 (幅×高さ×奥行) 約109.4×61.1×32.7mm (操作部材、突起部を除く)
質量 約262g (バッテリー、メモリーカードを含む)、約228g (本体のみ)
付属品 充電式リチウムイオンバッテリー DB-120、USBケーブル I-USB198、ハンドストラップO-ST198