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開発発表の「85mm F1.2」を初披露! 使い勝手がアップした新レンズ2本も触ってみた【CP+2026】シグマ

カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+2026」が、2026年2月26日~3月1日にリアル会場とオンラインで開催。今年は過去最多となる149の企業・団体が出展しています。リアル会場から、注目の新製品や各社のイチオシ、取材スタッフが見つけた注目アイテムを紹介します。

シグマ

【CP+2026】シグマ
“白” を基調としたシグマブース。出入口以外は白いシェードで囲われていて、どことなく神秘的な雰囲気が漂っていた。

今回の注目製品は、新しい2本の大口径単焦点レンズ。1本はフルサイズ用の35mmで、もう1本はAPS-Cサイズ用の15mm。画角は異なるが、どちらも優れた光学性能だけでなく小型軽量化を実現。また、タッチ・アンド・トライ、製品のラインアップ展示、写真芸術への取り組みなど、興味深いコーナーも設けられている。

高解像力と小型軽量設計を両立したシグマ史上最高の「35mm F1.4」

Sigma 35mm F1.4 DG II | Art」は、フルサイズ用の大口径広角レンズ。“シグマ史上最高の「35mm F1.4」誕生” と謳うほど気合の入った製品で、最新の光学設計技術のもとに一新された。

【CP+2026】シグマ
左手前は「富士フイルム X-M5」に装着した「Sigma 15mm F1.4 DC | Contemporary」。右奥は「Sigma BF」に装着した「Sigma 35mm F1.4 DG II | Art」。

レンズ構成は12群15枚で、過去の「35mm F1.4」を上回る極めて精緻な描写を実現。また、フローティングフォーカス構成の採用により、光学性能向上と小型軽量化を両立。従来機種の「Sigma 35mm F1.4 DG DN | Art」と比較して、約14%の全長短縮と約20%の軽量化を達成した。

フォーカス性能に関しては、デュアルHLA (High-response Linear Actuator) の採用により、重いフォーカス群をパワフルかつ高速に駆動。大口径レンズながら、静止画・動画を問わず高精度で安定しAFを実現している。

“Artのフルサイズ用大口径レンズは大柄で重い” という先入観を覆す「Sigma 35mm F1.4 DG II | Art」。もちろん、Artラインならではの剛性感や耐久性は健在。フォーカスリングの滑らかな操作感も絶品! 対応マウントは、Lマウント、ソニーEマウント。発売日は2026年4月16日。

【CP+2026】シグマ

 

11枚構成の絞り羽根による円形絞りを採用 (写真はF2に絞った状態)。軸上色収差を良好に補正することで、ボケの色づきも抑制し、自然なボケ描写を実現する。

【CP+2026】シグマ

 

専用の花形フードを付属。ロック機構付きなので、取り付け角度のズレや不用意な落下などが防止できる。

【CP+2026】シグマ

従来比約50%の軽量化を実現した「15mm F1.4」

Sigma 15mm F1.4 DC | Contemporary」は、従来機種「Sigma 16mm F1.4 DC DN | Contemporary」と比較して、約30%の全長短縮と約50%の軽量化を実現した大口径広角レンズ。その圧倒的なダウンサイジングが、本製品の最大の特長である。35mm判換算の画角は22.5mm相当になる (キヤノンRFマウント用は24mm相当)。対応マウントは、ソニーEマウント、富士フイルムXマウント、キヤノンRFマウント。発売日は2026年3月12日。

【CP+2026】シグマ
「富士フイルム X-M5」に装着した「Sigma 15mm F1.4 DC | Contemporary」。ポケットサイズが売りのボディにジャストフィット!

FLDガラス1枚、SLDガラス3枚、両面非球面レンズ3枚を効果的に配置して、全長64.8mm・重さ220gを実現 (数値はソニーEマウント用のもの)。だから、APS-Cサイズの小型ボディとの組み合わせバランスも良好である。そして、さらなる高い光学性能も追及。特に画面周辺の性能向上に注力し、大口径広角レンズで目立ちやすいサジタルコマフレアを徹底的に抑制。開放絞りから画面全域で高い描写性能を実現している。

絞りリングの搭載により、直感的な絞り操作を可能にする。キヤノンRFマウント用にはコントロールリングを搭載する。

【CP+2026】シグマ
従来の「Sigma 16mm F1.4 DC DN | Contemporary」にはない絞りリングを搭載している (ロック機構はなし)。操作フィーリングも、Artライン製品には負けるがスムーズで好印象。

フルサイズ対応の大口径中望遠レンズ「Sigma 85mm F1.2 DG | Art」開発発表

CP+2026初日の2月26日10時に開発発表された「Sigma 85mm F1.2 DG | Art」の実機も展示されていた。35mmや50mmに続く “F1.2のArtライン” 製品になるので、いやが上にもその期待は高まる。対応マウントは、Lマウント、ソニーEマウント。発売時期は2026年9月。

【CP+2026】シグマ

ディスプレイにも注目

製品展示以外で目を引いたのが、天井から吊り下げられた巨大なオブジェ。七夕飾りを彷彿とさせるこの長い金属プレート、実は絞り羽根を抜いた後のものだ (主に「135mm F1.4 DG | Art 」の絞り羽根)。

【CP+2026】シグマ

 

ずらりと並べられた、シグマ製品のラインアップ。手にすることはできないが、ガラス越しではないので、いろいろな距離やアングルでじっくり観察できる。

【CP+2026】シグマ