石川直樹さんの写真展「この星の光の地図を写す」が、2019年3月24日(日)まで開催される。
20年前、石川さんは22歳で北極点から南極点までを人力で踏破、23歳で七大陸最高峰の登頂に成功した。その後も各地を旅しながら、人類学や民俗学などの観点を取り入れて撮影を重ね、写真を通して日常や世界を見つめ直す活動を続けている。その原動力について、石川さんは次のように話す。
「自分の身体で世界を感じ、自分の目で世界を見て、世界のことを理解したいという気持ちだけです」
今回の個展は2016年12月以来の巡回展を締め括るもので、17歳の時のインド一人旅から現在までを新たな構成で振り返る。北極、南極、ヒマラヤといった極地の各シリーズや、ポリネシア地域の島々を巡った『CORO NA』、世界各地の洞窟壁画を訪ねた『NEWDIMENSION』など、代表作を含め約300点を展覧する。
また、展示作品を収録した大部の写真集をはじめ、ヒマラヤ遠征の総集編『THE HIMALAYAS』と、ヒマラヤシリーズ第6作となる『Ama Dablam』を上梓。20年の節目を経てさらに加速度を増す石川さんの個展と新著、いずれも見逃せない。
■石川直樹写真展「この星の光の地図を写す」
会期 2019年1月12日(土)〜3月24日(日)
会場 東京オペラシティ アートギャラリー
住所 東京都新宿区西新宿3-20-2
時間 11:00〜19:00(金曜・土曜は20:00まで 入館は閉館30分前まで)
休館日 月曜日(祝日の場合は翌日休館)、2月10日(日)
料金 一般1200円、高大生800円、中学生以下無料
問い合わせ TEL 03-5777-8600(ハローダイヤル)
<関連イベント>
アーティストトーク
2019年2月3日(日)・3月9日(土)各日15:30~16:30、写真展会場にて。参加無料、予約不要。
写真展開催記念対談 森山大道×石川直樹
2019年2月9日(土)14:00~15:30、東京オペラシティビル7F会議室にて。参加無料、定員160名(当日11:00より整理券配布)。
〈文〉鬼沢幸江