FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)で、写真展「放散虫」が開催される。子どもが楽しめる企画もある夏休み特別イベントだ。東京展のあと大阪へも巡回。どちらも会場内は自由に撮影できる。
海をただようプランクトンの一種「放散虫(ほうさんちゅう)」は、ガラス製品と同じ物質である二酸化ケイ素などの骨格を持つ。1mmに満たないほどの小さな骨格だが、驚くほど複雑で美しい。本展では、電子顕微鏡で撮影した多種多様な放散虫の骨格を大伸ばしプリントで展示。放散虫をテーマにした世界初の写真展となる。
会場では、実際に顕微鏡で骨格を観察・撮影することができる。また、生きている放散虫の映像や、100倍の大きさで復元した立体模型も公開する。立体模型は触ってもOK。さらに、夏休みの自由研究に役立つリーフレットも無料で配布するなど、写真を見るだけでなく、さまざまな角度から放散虫を知ることができる体験型写真展だ。
会期中にはトークイベントも開催。放散虫研究の第一人者である新潟大学教授・松岡篤さん、立体模型を制作した造形作家・横山隼さんが、それぞれの観点から放散虫の不思議を語る。
■写真展「放散虫」~小さなふしぎな生き物の形~
<東京>
会期 2019年8月9日(金)~22日(木)
会場 富士フイルムフォトサロン東京 スペース2
住所 東京都港区赤坂9-7-3 東京ミッドタウン フジフイルム スクエア1F
時間 10:00〜19:00(最終日は16:00まで 入館は閉館10分前まで)
休館日 会期中無休
料金 無料
問い合わせ 富士フイルムフォトサロン東京(TEL 03-6271-3351)
トークイベント
いずれも写真展会場にて。参加無料、予約不要。① 放散虫研究者・松岡篤先生のお話「科学者と考えよう -生物が作るふしぎな形-」
8月10日(土)・11日(日)各日15:00~(約40分)② 放散虫造形作家・横山隼氏のお話「生物の形と造形のおもしろさ」
8月9日(金)・11日(日)・13日(火)・15日(木)・17日(土)・19日(月)・21日(水)
各日13:00~(約40分)
<大阪>
会期 2019年9月13日(金)~19日(木)
会場 富士フイルムフォトサロン大阪
住所 大阪市中央区本町2-5-7 メットライフ本町スクエア1F
時間 10:00〜19:00(最終日は14:00まで 入館は閉館10分前まで)
休館日 会期中無休
料金 無料
問い合わせ 富士フイルムフォトサロン大阪(TEL 06-6205-8000)
トークイベント
放散虫研究者・松岡篤先生のお話「ふしぎいっぱい放散虫の形」
9月14日(土)15:00~(約40分)写真展会場にて。参加無料、予約不要。