白鳥真太郎さんの写真展が、2019年11月1日より開催される。
各界で活躍する100人のポートレート作品「貌・KAO II」の3年余りに及ぶ全国巡回展にひと区切りを付けたばかりの白鳥さんが、今度は「白鳥真太郎 広告写真館」と題して個展を開く。約45年間に手がけた広告写真をまとめた大規模な展覧会だ。
「広告写真はアートディレクターやデザイナー、コピーライターなどスタッフとのコラボレーションによって生み出されます。文化祭のようなノリで、個人で撮るのとは別の楽しさがある」
上のモノクロ写真は1997年にロサンゼルスで撮影されたもので、モデルを含めるとスタッフは130人を超えた。1日のうちに場所を移動して5つのシーンを撮影するというハードスケジュールのため時間が押してしまい、最後のシーンは15分で撮り切ったそうだ。多い年で年間120本もの広告に携わってきたという白鳥さんだが、その醍醐味を「アートやエンターテインメントとして人をビックリさせること」と語る。
本展では選りすぐりの160点が一堂に集まる。時代を映し出した作品群に、想像以上に心が動かされるに違いない。
白鳥真太郎 広告写真館
会期 2019年11月1日(金)~12月16日(月)
会場 キヤノンギャラリーS
住所 東京都港区港南2-16-6 キヤノンSタワー1F
時間 10:00〜17:30
休館日 日曜・祝日
料金 無料
問い合わせ キヤノンギャラリーS(TEL 03-6719-9021)
トークイベント
日時 2019年11月23日(土)13:30~15:00
会場 キヤノンホールS(東京都港区港南2-16-6 キヤノンSタワー3F)
出演 白鳥真太郎、川本 康(玄光社『コマーシャル・フォト』統括編集長)
参加費 無料
定員 先着300名予定
申し込み WEBサイトの申し込みフォームより
https://cweb.canon.jp/gallery/archive/shiratori-shintaro/index.html
〈文〉鬼沢幸江