2019年11月9日・10日に開かれるアートイベント「UENOYES2019“FLOATING NOMAD”」において、篠山紀信「シルクロード」写真展とシャルル・フレジェ「パレード」写真展が開催される。
篠山紀信さんの「シルクロード」は1980年に発表された全8刊の写真集で、奈良を起点に北京からウルムチ、ペルセポリス、パルミラを経てヴァチカン(ローマ)まで、絹の道に沿ってユーラシア大陸各地の風俗や習俗、人々の素顔を活写したものだ。昨年にはルイ・ヴィトン「ファッション・アイ」コレクションの1冊として新たに再構成され話題を呼んだ。
本展では、上野恩賜公園に設置するゲル(パオ・遊牧民のテント)を会場とし、「シルクロード」より厳選した作品を一挙に展示する。イベントのテーマ“FLOATING NOMAD(浮遊遊動民)”とイメージを重ね合わせた特別展示である。
また、シャルル・フレジェ「パレード」写真展では、北インド・ジャイプールの象祭りを取材した日本初公開の新作シリーズを展示。色とりどりにデコレーションされた象たちの写真展だ。
UENOYES2019“FLOATING NOMAD”(ウエノイエス2019 “フローティングノマド”)
会期 2019年11月9日(土)〜10日(日)
会場 上野恩賜公園 竹の台広場(噴水広場)
住所 東京都台東区上野公園
時間 11:00〜18:00
休館日 会期中無休
料金 無料
主催 上野文化の杜新構想実行委員会、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
UENOYES2019では、そのほか段ボールオブジェのライブ制作やファッションショーなど、さまざまなアートイベントを開催予定。コンテンツとタイムスケジュールは、UENOYES2019公式サイト参照。
https://uenoyes.ueno-bunka.jp/2019/
※雨天・荒天時は開催変更・中止となる場合がある。
〈文〉鬼沢幸江