田頭真理子さんが、岩手県のある町を舞台にした写真展「バババ」をキヤノンギャラリー銀座で開催する。会期は2019年11月21日から27日まで。
岩手県の中山間地域、住田町には江戸時代から伝わる火伏の祭り「水しぎ」がある。その昔、軒下に暮らすホームレスが家から火が出たのを鉄鍋を鳴らして知らせ、大火を免れたとの言い伝えから残る住田特有の風習だ。
3年前の冬、初めて住田町を訪れた田頭さんはその不思議な魅力に惹かれ、「気が付いたら自分も仮装をして撮影していた」という。以来、この地に通い撮影を重ねてきた。
本展では住田町に息づく長い歴史と現在、そして自然とともにある人々の暮らしを見つめた作品を展示。まるで夢の中の出来事のような錯覚や興奮を呼び起こす写真展だ。
2020年1月16日からはキヤノンギャラリー大阪で巡回展を開催。
田頭真理子写真展「バババ」
<東京>
会期 2019年11月21日(木)〜27日(水)
会場 キヤノンギャラリー銀座
住所 東京都中央区銀座3-9-7
時間 10:30〜18:30(最終日は15:00まで)
休館日 日曜・祝日
料金 無料
問い合わせ キヤノンギャラリー銀座(TEL 03-3542-1860)
<大阪>
会期 2020年1月16日(木)〜22日(水)
会場 キヤノンギャラリー大阪
住所 大阪市北区中之島3-2-4 中之島フェスティバルタワー・ウエスト1F
時間 10:00〜18:00(最終日は15:00まで)
休館日 日曜・祝日
料金 無料
問い合わせ キヤノンギャラリー大阪(TEL 06-7739-2125)
〈文〉鬼沢幸江