全国の鉄道会社17社が協力した特別展「天空ノ鉄道物語」が開催される。会場は海抜250mにある森アーツセンターギャラリー&スカイギャラリー。会期は2019年12月3日から2020年3月22日。
鉄道の魅力をさまざまな形で体験できる展示を用意した。会場内に設えた「天空駅」では日中、AR (拡張現実) を使い、映像でホームに車両が入線する様子が体感できる。夜はより大型の映像を使い、星空や夜景の中を鉄道が走り抜ける。
また、明治期に国内で初めて運行された蒸気機関車「一号機関車」が原寸大で完全再現。残されていた1枚の図面を基に、段ボールアーティストの島英雄さんが実現させた。各社の車両ドアを触ると、何かが起こる「鉄道車両ドア インスタレーション」や、東急テクノシステムの協力で東急東横線の運転シミュレーターも設置。
中井精也さんによる写真展「鉄道のある暮らしの風景 −夢と希望の三陸鉄道−」も開催。被災から復興を遂げていく様子を捉えた写真を展示する。未公開作を含む約30点で、中井ワールドが展開される。
このほか、細田守監督作品「未来のミライ」に登場する黒い新幹線を忠実に再現した「骸骨座席」や、プラレールからジオラマ展示、鉄道各社の車両も集結。あらゆる鉄道ファンを満足させる盛りだくさんな内容だ。
会場内は映像作品を除き全エリアが撮影可能なので、これを見逃す手はない。なお、撮影でフラッシュ、三脚、セルフィースティックの使用はできない。
特別展「天空ノ鉄道物語」
会期 2019年12月3日 (火) ~ 2020年3月22日 (日)
会場 森アーツセンターギャラリー&スカイギャラリー
住所 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52F
時間 10:00~20:00 (火曜は17:00まで 入館は閉館45分前まで)
休館日 会期中無休
料金 当日 一般2500円 高大生1500円 4歳~中学生1000円
主催 日本テレビ放送網、森アーツセンター、日テレイべンツ
問い合わせ ハローダイヤル (TEL 03-5777-8600)
〈文〉市井康延