ほんの少し前まで当たり前だった東京の風景が心に迫る 熊切圭介×熊切大輔写真展「まぼろしのまち」

熊切圭介さんと熊切大輔さんによる初の親子展「まぼろしのまち」が、東京都健康プラザハイジアで開催されている。

 

熊切圭介×熊切大輔写真展「まぼろしのまち」
© 熊切圭介

 

熊切圭介×熊切大輔写真展「まぼろしのまち」
© 熊切大輔

 

長年にわたり、東京をそれぞれの目線で捉えてきた熊切圭介さんと熊切大輔さん。二人にとって初めての親子展となる本展のテーマは「都市風景」だ。熊切圭介さんは「都市像」と「揺らぐ街」シリーズよりカラー作品を、大輔さんは下町・浅草を写し取ったモノクロ作品を展示。両者のコントラストが際立つ構成となっている。

コロナ禍にある今、かつての東京はおぼろげな記憶となっていくのではないかという思いから「まぼろしのまち」とタイトルを付けた。ほんの少し前まで当たり前にあった東京の風景が、見る者に迫ってくる。

熊切圭介×熊切大輔写真展「まぼろしのまち」

会期 2020年6月8日 (月) 〜7月31日 (金)
会場 東京都健康プラザハイジア 1F オープンスペース
住所 東京都新宿区歌舞伎町2-44-1
時間 10:00〜20:00 (最終日は12:00まで)
休館日 会期中無休
問い合わせ 東京都健康プラザハイジア (TEL 03-5285-8148)

 

 

 

〈文〉鬼沢幸江