存在とは何か? 独自の視点で問う 木村華子写真展 – SIGNS FOR [ ]

木村華子さんの写真展「SIGNS FOR [ ]」が、2020年11月20日より開催される。

木村華子作品展「SIGNS FOR [ ]」

 

「SIGNS FOR [ ]」は、アジアのアーティストを対象とした展示型コンペ「Unknown Asia 2018」においてグランプリを受賞した作品のシリーズ。街にある“何も描かれていない看板”を捉え、青い光を照らすことによって、それらから得たメッセージをより明確に可視化するというものだ。

木村華子さんは主に「存在する/していない」など、両極端の事象の間に横たわる広大なグレーゾーンに触れることをステイトメントの中心に据え、コンセプチュアルな作品を継続的に展開しており、この作品は「意味があること/ないこと」の間のグレーゾーンについてをメインテーマとしている。存在とは何か、存在意義とはいかなるものか、問いを続けながら自分に課したルールに基づいて制作したという独創的な大型作品12点を展示する。

木村華子作品展「SIGNS FOR [ ]」

 

木村華子作品展 SIGNS FOR [ ]

会期 2020年11月20日 (金) 〜12月3日 (木)
会場 ソニーイメージングギャラリー銀座
住所 東京都中央区銀座5-8-1 銀座プレイス6F
時間 11:00〜18:00
休館日 会期中無休
料金 無料
問い合わせ ソニーイメージングギャラリー銀座 (TEL 03-3571-7606)

 

 

 

〈文〉鬼沢幸江