彼らは友人であり、人生の師であった。久保田良治写真展「A Door of Hope」

久保田良治さんの写真展「A Door of Hope」が、2021年2月4日よりリコーイメージングスクエア東京において開催される。

久保田良治写真展「A Door of Hope」
© 久保田良治

 

久保田良治さんは2018年、片道の航空券とわずかな資金を持ってカナダに渡った。目的は写真の仕事を探すこと。厳しい現実を目の当たりにしながらも、その強い覚悟の下、路上生活者向けの滞在施設「シェルター」に入ることにしたという。

本展では、シェルターで過ごした8か月間を記録した作品を展示する。過酷な環境の中で、迷いながら自分の道を歩もうとする人々のありのままの姿が写し取られている。バライタ印画紙によるデジタルモノクロプリントを通して、“友人であり、人生の師”であった彼らと鑑賞者とが出会うことを目指したドキュメンタリー作品だ。

 

久保田良治写真展「A Door of Hope」

会期 2021年2月4日 (木) 〜22日 (月)
会場 リコーイメージングスクエア東京 ギャラリーA
住所 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB (中地下1F)
時間 10:30〜18:30 (最終日は16:00まで)
休館日 火曜・水曜
料金 無料
問い合わせ リコーイメージングスクエア東京 (TEL 0570-006371)

 

 

 

〈文〉鬼沢幸江