日本レース写真家協会 (JRPA) が、創立50周年を記念して写真展を開催する。
50年の歴史を振り返る
写真展実行委員長の赤松孝さんは制作過程を振り返り、次のように語る。
「50年にわたるモータースポーツの歴史を追体験する写真展として、これまでの主な出来事をリストアップし、該当する写真を会員から集めました。特に苦労したのは、記憶に残る選手やレースを絞り込む作業。また、希望する写真が揃わないこともあり……。古い時代のものについては、現役を退いた特別会員からも協力を得ています」
写真のセレクトと会場のデザインは、スパ・インターナショナルの福田典嗣さんが担当した。1970年代から約10年ごとの構成とし、佐藤琢磨選手がインディ500で優勝した昨年の写真まで約100点を展示。さらに300点もの写真によるコラージュ作品のコーナーを設けた。
「歴史に残る名勝負をした1983年の世界グランプリ500ccクラスのバイク2台も、特別に展示する予定です」
世界中のサーキットをはじめとしたフィールドの最前線で撮影を続け、長い歴史を誇るJRPAだからこそ成し得た大規模展。写真展とは別の構成で出版される記念写真集も見逃せない。
日本レース写真家協会「JRPA50周年写真展」
会期 2021年2月9日 (火) ~3月17日 (水)
会場 キヤノンギャラリーS
住所 東京都港区港南2-16-6 キヤノンSタワー1F
時間 10:00〜17:30 (最終日は16:30まで)
休館日 日曜・祝日
料金 無料
問い合わせ キヤノンギャラリーS (TEL 03-6719-9021)
〈文〉鬼沢幸江