海を愛する写真家達と女優・木村文乃が“日本の海”を伝える写真展「海から見たニッポン」

フジフイルム スクエア企画写真展「海から見たニッポン」が、2021年3月12日より富士フイルムフォトサロン東京において開催される。

フジフイルムスクエア企画写真展「海から見たニッポン」
「海流が育むいのち」より 黒潮に生きるアザハタ © ITARU TAKAKU

本展は「海から見たニッポン」をテーマにした2つの写真展から成る。まず、5人の水中写真家による写真展「海流が育むいのち」では、日本の自然の成り立ちや私たちの暮らしに大きな影響を与えている「黒潮」と「親潮」に着目し、海の環境や生きものたちについて伝える。出展するのは阿部秀樹さん、鍵井靖章さん、佐藤輝さん、関勝則さん、高久至さん。太平洋沿岸の5つの海域を継続的に撮影している水中写真のスペシャリストたちが、迫力と臨場感溢れる大判サイズの銀塩プリントを展示する。

フジフイルムスクエア企画写真展「海から見たニッポン」
「海流が育むいのち」より 黒潮の申し子、イトマキエイ © HIDEKI ABE

もう一つの写真展「is Blue」は、鍵井靖章さんと、海を愛する女優・木村文乃さんによるコラボ企画だ。沖縄県慶良間諸島、和歌山県古座、石川県能登半島など日本屈指のダイビングスポットを巡り、それぞれの感性で表現した作品を発表する。海の生きものたちの愛らしい姿を捉えた木村さんの作品や、鍵井さんが撮影した木村さんの貴重な水中ポートレートを展示するほか、海洋ゴミ問題についてもレポートする。

展示数は全体で約130点にも及ぶ。日本列島を取り巻く海の豊かさや命の輝き、尊さを伝える写真展だ。

フジフイルムスクエア企画写真展「海から見たニッポン」
「is Blue」より カクレクマノミ © FUMINO KIMURA

フジフイルム スクエア 企画写真展「海から見たニッポン」

■阿部秀樹・鍵井靖章・佐藤 輝・関 勝則・高久 至「海流が育むいのち」〜黒潮の力、親潮の恵み〜
■鍵井靖章×木村文乃「is Blue」

会期 2021年3月12日 (金) 〜4月1日 (木)
会場 富士フイルムフォトサロン東京
住所 東京都港区赤坂9-7-3 東京ミッドタウン フジフイルム スクエア1F
時間 10:00〜19:00 (最終日は14時まで、入館は終了10分前まで)
休館日 会期中無休
料金 無料
問い合わせ フジフイルム スクエア (TEL 03-6271-3350)

 

 

〈文〉鬼沢幸江