写真家・植田正治の最も充実した10年間に着目した写真展「写真の季節 – 植田正治の1970年代」

鳥取県にある植田正治写真美術館は「写真の季節 ─ 植田正治の1970年代」を開催している。2021年7月11日まで。

写真の季節 ─ 植田正治の1970年代
シリーズ〈風景の光景〉より 1979-83年 © Shoji Ueda

 

植田正治は国内外から高く評価された写真家の一人だが、一時期、自分の写真を模索した時期があったという。砂丘での演出写真が注目されたが、その後、時代の流れとともにリアリズム写真が台頭する。

子どもたちの四季を写し込んだ写真集『童暦』(1971年) で自らの世界観を確かなものとし、1970年代は「写真家として最も充実した10年」を過ごした。この時期、国内で撮影された写真を中心に展示構成した。

写真の季節 ─ 植田正治の1970年代

会期 2021年4月10日 (土) 〜7月11日 (日)
会場 植田正治写真美術館
住所 鳥取県西伯郡伯耆町須村353-3
時間 10:00〜17:00 (入館は閉館30分前まで)
休館日 火曜 (祝日の場合は翌日休館、ただし5月5日は開館)
料金  一般1000円 高大生500円 小中学生300円
問い合わせ 植田正治写真美術館 (TEL 0859-39-8000)

 

 

〈文〉市井康延