戦後の現代詩を牽引した詩人の最晩年に密着した 山田愼二写真展「詩人・田村隆一」

山田愼二さんの写真展「詩人・田村隆一」が、2021年4月10日より開催される。

山田愼二写真展「詩人・田村隆一」

 

文明に精神を侵された人間の姿を見つめ続けた詩人・田村隆一さん。第一詩集『四千の日と夜』で鮮烈なデビューを飾り、「荒地派」の中心的存在として戦後の現代詩を牽引した。また1970年、47歳のときに東京から鎌倉へ居を移して75歳まで終生暮らし、愛した鎌倉を題材に数々の作品を遺している。

本展では、田村さんの最晩年の姿を捉えたフォトグラファー・山田愼二さんによる貴重なポートレイト群を展示する。鎌倉をうたった詩とエッセイ全33篇を収めた田村さんの著書『ぼくの鎌倉散歩』刊行記念展だ。今回はその第3弾として、東京堂書店で開催される。

山田愼二写真展「詩人・田村隆一」

会期 2021年4月10日 (土) 〜5月末ごろ
会場 東京堂書店 神田神保町店 階段スペース、カフェスペース
住所 東京都千代田区神田神保町1-17
時間 11:00〜19:00 (階段スペースは18:00まで)
休館日 会期中無休
料金 無料
問い合わせ 東京堂書店 神田神保町店 (TEL 03-3291-5181)

 

 

〈文〉鬼沢幸江