ボクサーから写真家へ。砂守勝巳の生きざまを作品で振り返る写真展「CONTACT ZONE」

砂守勝巳さんの写真展「CONTACT ZONE」が、2021年4月13日より開催される。

砂守勝巳写真展「CONTACT ZONE」

 

沖縄米軍に所属するフィリピン人の父と奄美大島出身の母のもとに沖縄で生まれ、父と生き別れた後、プロボクサーとなった砂守勝巳さん。その後、大阪で写真を学び、写真週刊誌の契約カメラマンを経てフリーとなり、自らの個人史を軸にした写真集『漂う島とまる水』で土門拳賞を受賞した。

本展は砂守さんの没後10年が経過した今、娘のかずらさんの強い思いを起点に開催される。タイトルの「コンタクトゾーン」とは、異なる言語や文化が交わっていく接触領域という意味だ。今回、監修を務めた石川直樹さんは「コンタクトゾーンという渚にこそ、砂守の立脚点があるのではないか」と語る。未発表作を含め、記録性の強い作品群を通して彼の視線の先にあったものを改めて考える。

砂守勝巳写真展「CONTACT ZONE」

<東京>

会期 2021年4月13日 (火) 〜26日 (月)
会場 ニコンプラザ東京 THE GALLERY
住所 東京都新宿区西新宿1-6-1 新宿エルタワー28F
時間 10:30〜18:30 (最終日は15:00まで)
休館日 日曜
料金 無料
問い合わせ THE GALLERY (TEL 0570-02-8080)

<大阪>

会期 2021年5月13日 (木) 〜26日 (水)
会場 ニコンプラザ大阪 THE GALLERY
住所 大阪市中央区博労町3-5-1 御堂筋グランタワー17F
時間 10:30〜18:30 (最終日は15:00まで)
休館日 日曜
料金 無料
問い合わせ THE GALLERY (TEL 0570-02-8080)

 

 

〈文〉鬼沢幸江