小澤太一さんの写真展「NAURU HORIZON」が、2021年5月12日より開催される。
海に囲まれた美しい世界
世界で3番目に小さな国、ナウル。太平洋南西部、ほぼ赤道直下に位置する島国で、その周囲は約19km。バイクで走ると30分ほどで1周できる。日本人にはあまり知られていない国だが、小澤太一さんが2014年に開いた2つの写真展「ナウル日和」「NIGHTLIGHT」で、初めて知ったという人も少なくないのではないだろうか。
今回はその第3弾として、水平線をテーマにした作品が発表される。
「海に囲まれたナウルの色とりどりで美しい世界を表現しています」
小澤さんはこれまでに撮影した膨大な量の写真を改めて見返し、セレクトを進めたという。年月を経たことで、新たな発見もあったと語る。
「今回は7年前には選べなかった、行間が感じられるような写真が多いですね。展示によって方向性を変えていく面白さもわかるようになりました」
この写真展は東京・両国に移転したピクトリコショップ&ギャラリーのこけら落としでもある。小澤さんが愛用するピクトリコの用紙から、最適なものを絞り込んでプリントした。質感にこだわって仕上げられた作品からは、ナウルの新たな魅力が伝わってくる。
小澤太一写真展「NAURU HORIZON」
会期 2021年5月12日 (水) 〜22日 (土)
会場 ピクトリコ ショップ&ギャラリー
住所 東京都墨田区横網1-2-16 東誠ビル5F
時間 11:00〜17:00
休館日 日曜・月曜
料金 無料
問い合わせ ピクトリコ ショップ&ギャラリー (TEL 03-6658-5823)
〈文〉鬼沢幸江