ストリートアートの先駆者キース・ヘリングの活動を写真と作品で辿る「Keith Haring: 360°」展

ストリートアートの先駆者、キース・ヘリングを多角的に紹介する展覧会「Keith Haring: 360°」が開催される。

Keith Haring : 360
Photo by © Makoto Murata

 

キース・ヘリングは1980年代のアメリカ美術を代表するアーティストだ。1990年にエイズによる合併症のため31歳の若さでこの世を去ったが、今なお世界的な人気を誇っている。

本展では、ニューヨークの地下鉄構内の空き広告スペースにチョークで描いた「サブウェイ・ドローイング」など、初期の活動に密着取材した写真群を世界初公開。これは、アーティストであり美術ジャーナリストの村田真さんが1982年12月から翌年1月にかけて撮影したものだ。

また、東京都多摩市で約500人の子どもたちと描いた壁画や、彫刻、絵画、版画も展示する。芸術性と社会への深いメッセージ性を持つ数々の作品を通して、ヘリングの活動を伝える。

Keith Haring: 360°

会期 2021年5月15日 (土) 〜2022年5月8日 (日)
会場 中村キース・ヘリング美術館
住所 山梨県北杜市小淵沢町10249-7
時間 9:00〜17:00 (入館は閉館30分前まで)
休館日 定休日なし (臨時休館はWEBサイト、SNSにて告知)
料金 一般1500円、16歳以上の学生600円、15歳以下無料
問い合わせ 中村キース・ヘリング美術館 (TEL 0551-36-8712)

 

 

〈文〉鬼沢幸江