日本旅行写真家協会の30周年を記念した写真展「FIND JAPAN」が、2021年10月6日より開催される。
国内外を訪ね、その土地の魅力を発見して写真で伝えていく。地球の島々、鉄道による旅、全国各地の農業にフォーカスするなど、日本旅行写真家協会の会員はそれぞれ得意な分野、独自の視点を持って活動している。
「昨年、会員から47都道府県で撮った写真を募集しました」と同協会理事の川名廣義さん。協会設立30周年の節目に、長年、旅の写真に取り組んできた一人一人が厳選した写真が集まった。出展は正会員38名と、アマチュアを対象にした会員から4名が選ばれている。
47都道府県を1点ずつと、旅には欠かせない交通機関を捉えた風景を加え58点を選び抜いた。各写真にはQRコードが添えられ、スマートフォンなどをかざすと作者からのメッセージを読むことができる。数多くの写真が撮られてきた北海道では、まだ見たことのないこの地の魅力を発見し、鳥取では虹と砂丘のコラボレーションが写真ならではの美を再認識させてくれる。
気軽に旅へ出かけることができない今だからこそ、写真を通して想像の旅を存分に楽しもう。きっと新しい旅の目的地が見つかるはずだ。会場ではキヤノンドリームラボで制作した「図録」を販売する。
日本旅行写真家協会30周年記念写真展「FIND JAPAN」
会期 2021年10月6日 (水) ～11月9日 (火)
会場 キヤノンオープンギャラリー1・2
住所 東京都港区港南2-16-6 キヤノンSタワー2F
時間 10:00〜17:30 (最終日は16:30まで)
休館日 日曜・祝日
料金 無料
問い合わせ キヤノンギャラリーS (TEL 03-6719-9021)
日本旅行写真家協会
創立は1991年11月19日。正会員は70名、会員29名。写真を通じて地域の魅力を掘り起こした地域振興策の提案を行なうほか、写真教室、撮影ツアーの実施やフォトコンテストの開催、イベント・シンポジウムの開催などに取り組んでいる。アマチュア対象の会員も募集中。会員限定の勉強会、写真展への参加などの特典がある。
〈文〉鬼沢幸江