写真は何を写してきたのか、何を写すことができるのかを問う銀板写真展「ケア : 今日のダゲレオタイプ──不確実性の時代のために」

現代ダゲレオタイピスト展「ケア : 今日のダゲレオタイプ──不確実性の時代のために」が、2021年10月8日からPGIで開催される。

現代ダゲレオタイピスト展「ケア:今日のダゲレオタイプ──不確実性の時代のために」
© Takashi Arai, courtesy of PGI

■ギャラリー

 

本展は、ダゲレオタイプ (銀板写真) を21世紀において追求することを目的とした第二回の国際イベントで、PGIとコンテンポラリー・ダゲレオタイプス日本委員会との共催写真展だ。テーマは「ケア : 今日のダゲレオタイプ──不確実性の時代のために」。災害や紛争、そしてパンデミックに翻弄されながら生きる不確実性の時代において、写真は何を写してきたのか、または写すことができるのかという問いから、このテーマが定まったという。

ダゲレオタイピストの新井卓さん、ビン・ダーンさん、ジェリー・スパニョーリさんなどの特別展示作品とともに、「Care」をテーマにした公募企画の入賞作品も一堂に展示。家族や社会、自己、他者、当事者などの価値観を考えるとき、写真というメディアがどのように人と人との間に存在し得るのかを改めて考える。

■特別展示作品作家

新井 卓、ビン・ダーン、マイク・ロビンソン、ジェリー・スパニョーリ、クレッグ・タフェン

■公募入賞者

Grant Romer (USA)、望月容子 Yoko Mochizuki (Japan)、Simone Choulle aka Nina Zaragoza et Hélène Vedrenne (France)、Åke Hultman (Sweden)、Anton Orlov (USA)

Image Object Exhibition vol.2 現代ダゲレオタイピスト展「ケア : 今日のダゲレオタイプ──不確実性の時代のために」

会期 2021年10月8日 (金) 〜11月16日 (火)
会場 PGI
住所 東京都港区東麻布2-3-4 TKBビル3F
時間 11:00〜18:00
休館日 日曜・祝日 (11月7日は開館)
料金 無料
問い合わせ PGI (TEL 03-5114-7935)

 

 

〈文〉鬼沢幸江