まるで生き物のような風景が圧倒的なスケールで迫る GOTO AKI写真展「terra」東川展

GOTO AKIさんの写真展「terra」が、2021年11月7日から東川町文化ギャラリーで開催される。

GOTO AKI写真展「terra」

■展示作品ギャラリー

 

写真展タイトルの「terra」は、ラテン語で「地球」を意味する。GOTO AKIさんは、日本の風景をモチーフに地球原初の姿を捉える創作を続け、新たな風景写真を生み出してきた。場所としての光景ではなく「光・時間・色・造形・音・気温・匂い・風」といった要素に解体し、地球の表情として画面上に再構築している。

風景を生き物のような動体として捉え、見たままとは異なるイメージで超越されたスケール感が魅力の作品群。「太古の時代から続く、悠久の時と、惑星の原始の姿」が浮かび上がる。

2019年のキヤノンギャラリーSでの写真展を皮切りに、新作を加えながら継続的に発表されてきたGOTO AKIさんの代表作を、北海道で初めて展示する。

GOTO AKI写真展「terra」東川展

会期 2021年11月7日 (日) 〜24日 (水)
会場 東川町文化ギャラリー
住所 北海道上川郡東川町東町1-19-8
時間 10:00〜17:00
休館日 会期中無休
料金 500円 (中学生以下無料)
問い合わせ 東川町文化ギャラリー (TEL 0166-82-2111)

アーティストトーク

11月13日 (土) 14:00〜15:30、写真展会場にて。参加無料、定員30名 (先着順)。申し込みはWEBサイトより。
https://higashikawa-town.jp/bunkagallery/topics/18

 

 

GOTO AKI

GOTO AKI

1972年、川崎市生まれ。1993年、上智大学経済学部経営学科卒業。1999年、東京綜合写真専門学校第二芸術学科卒業。1993〜94年の世界一周の旅から現在まで56か国を巡る。現在は、日本の風景をモチーフに地球的な時の堆積と光をテーマとした創作活動を続けている。写真展「terra」(キヤノンギャラリーS 2019年) と写真集「terra」(赤々舎 2019年) にて2020年日本写真協会賞新人賞受賞。武蔵野美術大学造形構想学部映像学科、日本大学芸術学部写真学科非常勤講師。

 

〈文〉鬼沢幸江