写真家・公文健太郎さんと、建築家・山口誠さんによる写真展「借景 – 隣り合うマチエール」が、2021年11月13日から開催される。
この作品は、建築家の山口誠さんと写真家の公文健太郎さんの二人旅により生まれたものだ。山口さんが一人旅で見つけた日本庭園のある魅力的な場所へ、公文さんと二人で改めて旅に出かけ、公文さんが撮影を行った。お互いのコラボレーションで新たなイメージが生まれ、想像していなかった発見をしているという。
本展のキュレーションを務めた菅沼比呂志さんは、「豊かな日本文化の発見がある」とコメント。日本庭園と借景、その視点の先を新しい文脈で切り拓く展覧会だ。
公文健太郎×山口誠「借景 – 隣り合うマチエール」写真展
会期 2021年11月13日 (土) 〜2022年5月14日 (土)
会場 MYD Gallery
住所 東京都港区南麻布2-8-17 鳥海ビル1F
休館日 日曜・祝日
料金 無料
備考 観覧は事前予約制 (土曜12:00〜17:00のみ予約不要)。申し込みはWEBサイトより。
https://www.mydgallery.jp/contact
公文健太郎 (Kentaro Kumon)
1981年生まれ。写真家。ルポルタージュ、ポートレートを中心に雑誌、書籍、広告で幅広く活動。同時に国内外で「人の営みがつくる風景」をテーマに作品を制作。近年は日本全国の農にまつわる暮らしや風景を撮影。2012年日本写真協会新人賞。写真集に『耕す人』(平凡社 2016年) ほか多数。
山口誠 (Makoto Yamaguchi)
1972年、千葉県生まれ。建築家。東京芸術大学大学院建築専攻修士課程修了。2001年に山口誠建築設計事務所、2007年に山口誠デザイン設立。国内外でプロジェクトを手がけ、高い作品性は世界的な評価を得ている。
〈文〉鬼沢幸江