人知れず残る残滓に目を向けた 川上洸写真展「去りゆく風に佇んで」

川上洸さんの写真展「去りゆく風に佇んで」が、2021年12月2日から開催される。

川上洸写真展「去りゆく風に佇んで」

 

川上洸さんは2018年から北海道で暮らし始め、道内各地を撮影してきた。特に目を向けたのは、人知れず残る残滓だという。「朽ち果てる前、何かが取り除かれたあとに残るものたちは大切なことを語りかけているようだ」と、川上さんはコメントしている。

本展では、時と共に消えていく、北海道のささやかな記録として作品をまとめた。カラー約40点で構成している。

川上洸写真展「去りゆく風に佇んで」

会期 2021年12月2日 (木) 〜13日 (月)
会場 リコーイメージングスクエア東京 ギャラリーR
住所 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB (中地下1F)
時間 10:30〜18:00 (最終日は16:00まで)
休館日 火曜・水曜
入場料 無料
問い合わせ リコーイメージングスクエア東京 (TEL 0570-006371)

 

 

川上 洸

1997年、鳥取県鳥取市生まれ。2016年、大阪芸術大学 写真学科入学。2018年、北海道教育大学 美術文化専攻メディア・タイムアートコース編入学。2020年、北海道教育大学大学院 美術教育専修入学。現在、映像研究室在学中。

 

〈文〉鬼沢幸江