今も復興途中にある石巻の変化を定点観測写真で伝える 齋藤大輔写真展「石巻市定点撮影 2011-2021」

齋藤大輔さんの写真展「石巻市定点撮影 2011-2021」が、2021年12月21日から開催される。

齋藤大輔写真展「石巻市定点撮影 2011-2021」
© Daisuke Saito

 

齋藤大輔さんは、東日本大震災の被災地である宮城県石巻市において、2011年から“定点観測写真”の撮影を行ってきた。「石巻は町のかたちが大きく変化してゆくのではないか。その様相を記録として残すことはできないか」という思いからスタートしたプロジェクトだ。

本展では、2011年、2016年、2021年に市内各所で定点撮影した約40組の作品を展示する。震災から10年を経た現在も復興事業が行われ、変貌し続ける石巻。震災と復興、ひいては人と都市のありようについて、さまざまな問いを投げかける。

齋藤大輔写真展「石巻市定点撮影 2011-2021」

会期 2021年12月21日 (火) 〜 2022年1月10日 (月)
会場 ニコンサロン
住所 東京都新宿区西新宿1-6-1 新宿エルタワー28F ニコンプラザ東京内
時間 10:30~18:30 (最終日は15:00まで)
休館日 日曜・12月29日〜1月4日
入場料 無料
問い合わせ ニコンサロン (TEL 0570-02-8080)

 

 

齋藤大輔 (Daisuke Saito)

1982年、東京都生まれ。2006年、東京造形大学卒業。出版社や新聞社などでのアシスタントを経て、2009年よりフリーランス。2000年代より、都市を主題とした写真作品の制作を続けている。
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〈文〉鬼沢幸江