スキー写真の名作が半世紀を超えて甦る 水谷章人写真展「甦る白銀の閃光」

水谷章人さんの写真展「甦る白銀の閃光」が、2022年1月4日から開催される。

水谷章人作品展「甦る白銀の閃光」
水谷章人〈白銀の閃光〉より 1984年 北アルプス・立山
Skier 吉田幸一
© Akito Mizutani

■展示作品ギャラリー

 

「白銀の閃光」シリーズは、半世紀以上にわたって第一線で活動している水谷章人さんの原点といえる初期の代表作だ。1960年代後半から80年代を中心に撮影されたもので、独特の感性と鍛錬された身体感覚で一瞬を捉えた作品は、スポーツ写真やスキー写真といった枠を超えて国内外で高く評価され、近年再び脚光を浴びている。

本展では、「白銀の閃光」シリーズから約20点を精選し、新たに制作したゼラチン・シルバー・プリントを展示する。黒と白の豊かな階調で表現された、躍動感溢れる美しい作品である。半世紀を超えて甦る名作を、ぜひ堪能してほしい。

写真家 水谷章人作品展「甦る白銀の閃光」

会期 2022年1月4日 (火) 〜2021年3月30日 (水)
会場 フジフイルム スクエア 写真歴史博物館
住所 東京都港区赤坂9-7-3 東京ミッドタウン・ウエスト
時間 10:00〜19:00 (最終日は16時まで、入館は終了10分前まで)
休館日 会期中無休
入場料 無料
問い合わせ フジフイルム スクエア (TEL 03-6271-3350)

 

 

水谷章人

水谷章人 (Akito Mizutani)

1940年、長野県飯田市生まれ。1965年、東京綜合写真専門学校卒業後、フリーランスの写真家として活動。山岳写真を経てスキー分野に移行し、やがてスポーツ全般の撮影を手がける。近年は風景写真も多数取材。またスポーツ写真家を育成する「水谷塾」塾長も務める。受賞歴は1981年に第12回講談社出版文化賞、2007年日本写真協会賞作家賞ほか。日本スポーツプレス協会会長、日本写真家協会監事などを歴任。
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〈文〉鬼沢幸江