平面から立体へ、空間として構成した 岡田泰裕写真展「Stoikheia -ストイケイア-」

岡田泰裕さんの写真展「Stoikheia -ストイケイア-」が、2022年1月7日から開催される。

岡田泰裕作品展「Stoikheia -ストイケイア-」

■展示作品ギャラリー

 

岡田泰裕さんが創り出すアナログとデジタルでのコラージュ作品は、数学的な思考に基づいて制作されている。つまり、「数から点が、点から線が、それから平面図形が、平面から空間図形が、それから感覚的物体が生じる」という考え方だ。

素材となる被写体を写真の平面的要素に落とし込み、重ね合わせることで平面から立体へ、そして空間として構成する。見たものを固定概念で捉えるのではなく、経験をもとに捉えることで、経験の中の「感覚的物体」を作品にしていく。

タイトルの「ストイケイア」は、ギリシャの数学者、ユークリッドが著した数学書の名前であり、幾何学原本という意味を持つ。本展では、探求と実行を繰り返して生み出された作品群を展示する。

岡田泰裕作品展「Stoikheia -ストイケイア-」

会期 2022年1月7日 (金) 〜20日 (木)
会場 ソニーイメージングギャラリー
住所 東京都中央区銀座5-8-1 銀座プレイス6F
時間 11:00〜18:00
休館日 会期中無休
入場料 無料
問い合わせ ソニーイメージングギャラリー (TEL 03-3571-7606)

 

 

岡田泰裕 (Yasuhiro Okada)

1988年、兵庫県生まれ。2011年、大阪芸術大学芸術学部写真学科卒業。2013年、第9回1_WALL入選。2015年、第38回写真新世紀 佳作。2016年、TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD 2016 審査員賞受賞。
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〈文〉鬼沢幸江