瞬間は写真の中で永遠になる。日常にある美しい瞬間を集めた渡邉真弓写真展「そこに ある」

渡邉真弓さんの写真展「そこに ある」が、2022年1月7日から開催される。

渡邉真弓写真展「そこに ある」
© Mayumi Watanabe

■展示作品ギャラリー

 

写真と本格的に向かい合った時期から、日常をモチーフに「時の有限性」「薄れゆく記憶」について考察を繰り返している渡邉真弓さん。「日常の中に現れる美しいときをカメラという装置で切り取り、写真という形で眼前に差し出す。そこに表出するのは、過ぎ去った時であり、私の薄れゆく記憶でもあります。人々は日々たくさんのものを見ていますが、記憶に留まるものはほんの一部です」と語る。

見過ごしてしまいそうな数々の瞬間の積み重ねが、“当たり前のこと”をあらためて思い起こさせる。写真に収められたことで永遠となった美しい記憶たちを、添えられた文章とともに堪能できる。

渡邉真弓写真展「そこに ある」

会期 2022年1月7日 (金) ~30日 (日)
会場 東川町文化ギャラリー
住所 北海道上川郡東川町東町1-19-8
時間 10:00〜17:00
休館日 会期中無休
入場料 500円 (中学生以下無料)
問い合わせ 東川町文化ギャラリー (TEL 0166-82-2111)

トークイベント

日時 2022年1月22日 (土) 14:00~15:30
会場 東川町文化ギャラリー スタジオ
登壇者 渡辺真弓、岩本直子 (富士フイルムイメージングシステムズ)
参加費 無料
定員 先着30名
申し込み WEBサイトより
https://higashikawa-town.jp/bunkagallery/topics/23

 

 

渡邉真弓 (Mayumi Watanabe)

札幌在住。法学研究科修士課程を修了し、大学職員として就職。初ボーナスで買った「ポラロイド 690SLR」で写真と本格的に出会う。在職中に京都造形芸術大学通信教育部写真コースに入学・卒業し、写真家として独立。日常をモチーフに「時の有限性」「薄れゆく記憶」について考察する作品を制作している。主な写真集に『そこに ある』(2018年)。2016年京都造形芸術大学写真コース研究室賞受賞。京都芸術大学通信教育部美術科写真コース非常勤講師、天使大学看護栄養学部栄養学科非常勤講師、フォトフェスCuiCui事務局代表、北海道カメラ女子の会代表。
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〈文〉高橋佐智子