網膜に映る世界の先には何が見えるのか? 澄毅写真展「ART WORKS」

澄毅さんの写真展「ART WORKS」が、2022年2月8日から開催される。

澄毅写真展「ART WORKS」
pont neuf 1 © Takeshi SUMI

■展示作品ギャラリー

 

澄毅さんは「網膜の先の世界を見出すこと」をテーマに、主に写真やドローイング作品を制作している。2013年から2020年まではパリを拠点とし、その後は京都を中心に活動中だ。

「ART WORKS」と題した本展では、新作を織り交ぜ、これまでの作品世界を網羅するような展示を行う。シャッターを押すときも、カッターを持ってスリットを入れるときも、紙に線を描くときも、指に導かれるようにラインを紡いでいるという澄さん。「その無数のライン、そのラインから漏れ出る光や色に網膜に映る世界から先のなにかを見出してもらえたらと思う」と語っている。

澄毅写真展「ART WORKS」

会期 2022年2月8日 (火) 〜20日 (日)
会場 京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク 2階展示室
住所 京都市東山区堀池町374-2
時間 11:00〜18:00 (最終日は17:00まで)
休館日 会期中無休
入場料 無料
問い合わせ 京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク(TEL 080-5988-7720)

 

 

澄 毅 (Takeshi Sumi)

1981年、京都生まれ。明治大学文学部、多摩美術大学情報デザイン学科卒。「網膜の先の世界を見出す」ことをテーマに、主に写真やドローイング作品を制作している。美術家のアトリエ勤務や雑誌のカメラマンなどを経て、2013年から2020年までパリに拠点を移す。日本帰国後は京都を中心に制作と発表を続けている。
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〈文〉鬼沢幸江