“魂の原郷”インドとネパールの旅へと誘う 渡辺眸写真展「天竺 – colour -」

渡辺眸さんの写真展「天竺 – colour -」が、2022年3月25日から禅フォトギャラリーで開催される。

渡辺眸写真展「天竺 - colour -」
© Hitomi Watanabe

■展示作品ギャラリー

 

渡辺眸さんは1972年、アジア各国を巡る旅で初めて訪れたインド、ネパールを魂の原郷と感じ、しばらくその地で暮らしたという。以来、スピリチュアル・ドキュメントとしてインドとネパールを撮影した「天笠」シリーズは、渡辺さんのライフワークとなった。

本展では、「天笠」の中から選りすぐりの作品を展示する。1980年代に撮影されたカラー作品は、渡辺さんの感性を通して人々の日常や土地のエネルギーが見事に表現された作品だ。コロナ禍により旅が難しくなった昨今、鑑賞者をイメージの旅へと誘ってくれるに違いない。

渡辺眸写真展「天竺 – colour -」

会期 2022年3月25日 (金) 〜4月23日 (土)
会場 ZEN FOTO GALLERY (禅フォトギャラリー)
住所 東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル208号室
時間 12:00〜19:00
休館日 日曜・月曜・祝日
入場料 無料
問い合わせ ZEN FOTO GALLERY (TEL 03-6804-1708)

 

 

渡辺 眸 (Hitomi Watanabe)

1968年、東京総合写真専門学校卒業。卒業時の制作展で「香具師の世界」を発表し、その後も撮り続けて『アサヒグラフ』『写真映像』に作品が掲載される。同じ頃、新宿の街を撮る中で全共闘ムーヴメントに出合う。1972年にアジア各国を旅しインド、ネパールを初めて訪ねた際、魂の原郷と感じてしばらく暮らす。帰国後「命あるもの」へのメッセージとしてスピリチュアル・ドキュメントを軸に撮っている。
→ WEBサイト

 

〈文〉鬼沢幸江