半世紀前に撮影した東京の動物園を今の視点で届ける 岡田邦明写真展「王国動物奇譚」

岡田邦明さんの写真展「王国動物奇譚」が、2022年4月2日から開催される。

岡田邦明写真展「王国動物奇譚」
© Kuniaki Okada

■展示作品ギャラリー

 

本展では、約半世紀前、岡田邦明さんが日大芸術学部写真学科在学中に東京2か所の動物園で撮影した作品を展示する。現在も新たな作品を制作し続けるなかで、「いつも心のどこかに引っかかっていた」というシリーズだ。

岡田さんは今回、モノクロのネガフィルムをスキャンし、新たにプリントを行った。ただ古いものとしての捉え方ではなく、隔たった「時」の壁を超えて、現在の視点から制作された作品群だ。

展示と同時に、ハンドメイドの外箱に入ったポストカードサイズの作品集も限定数で販売する予定。

岡田邦明写真展「王国動物奇譚」

会期 2022年4月2日 (土) 〜6月26日 (日)
会場 スタジオペンギンハウス
住所 東京都世田谷区深沢5-28-11-106
時間 12:00〜17:00
休館日 月曜・水曜・木曜・4月16日・5月21日・6月18日
入場料 無料

 

 

岡田邦明 (Kuniaki Okada)

1953年、神奈川県生まれ。日大芸術学部写真学科卒。写真家・渡辺義雄氏に師事。1990年代より美術史家柳宗玄氏とともにヨーロッパ中世ロマネスク教会の撮影を行う。

 

〈文〉鬼沢幸江