浅田政志ならではの視点で京橋の日常を伝える写真展「浅田政志 ぎぼしうちに生まれまして。」

写真展「浅田政志 ぎぼしうちに生まれまして。」が、2022年4月9日から開催される。

写真展「浅田政志 ぎぼしうちに生まれまして。」

■展示作品ギャラリー

 

人の生きざまを撮ることを得意とし、写真集『浅田家』で2009年に木村伊兵衛賞を受賞した浅田政志さんが、東京・京橋で出会った人々をカメラに収めた。タイトルにある「ぎぼしうち (擬宝珠内)」は、京橋を含むエリアの通称として江戸時代に生まれた言葉である。

本展では、江戸から続く文化の中に息づいた、現代のぎぼしうちの人々の日常の光景から、家族や時間、そして歴史を考える機会をもたらすことを主題とし、撮り下ろしの作品を展示する。また、ゲストアーティストとして、アーティストユニットのmagma (マグマ) と、歌人でコピーライターの伊藤紺さんを迎え、立体作品と言葉によって、人々の想像力をかき立てる構成とした。

東京の中心地として発展を遂げる一方、そこに暮らす人の数は少なくなり、「誰もが知っているけれど、よくは知らない街」ともいえる京橋の今を伝える。

写真展「浅田政志 ぎぼしうちに生まれまして。」

会期 2022年4月9日 (土) 〜6月5日 (日)
会場 BAG-Brillia Art Gallery-
住所 東京都中央区京橋3-6-18 東京建物京橋ビル1F
時間 11:00〜19:00
休館日 月曜 (祝日の場合は開館し翌日休館)
入場料 無料

 

 

写真展「浅田政志 ぎぼしうちに生まれまして。」

浅田政志 (Masashi Asada)

1979年、三重県生まれ。日本写真映像專門学校研究科を卒業後、スタジオアシスタントを経て独立。2009年、写真集『浅田家』(赤々舎) で第34回木村伊兵衛写真賞を受賞。2020年には『浅田家』『アルバムのチカラ』(赤々舎) を原案とした映画『浅田家!』が公開され、話題を呼んだ。同年、10年ぶりとなる新作『浅田撮影局 まんねん』(青幻舍)、『浅田撮影局 せんねん』(赤々舎)を発表。
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〈文〉鬼沢幸江