沖縄の美しい自然や風土を半世紀にわたり撮り続けた 一色龍太郎写真展「沖縄 -旅の記憶-」

一色龍太郎さんの写真展「沖縄 -旅の記憶-」が、2022年4月15日から開催される。

一色龍太郎写真展「沖縄 -旅の記憶-」

■展示作品ギャラリー

 

沖縄が本土復帰を果たした1972年の翌春、一色龍太郎さんは船で初めて沖縄を訪れた。道端で商う女性たちの助け合う姿に、戦後の占領下で芽生えた文化を感じて心を奪われたという。その5年後には座間味島に行き、コバルトブルーやエメラルドブルーと呼ばれる海の色や輝き、透明度の高さに驚嘆した。以来、何度も沖縄を訪れては古くからある市場や裏通り、離島などを歩き、さまざまな風土や美しい自然、情景を写し続けた。

本展では、それらの写真を厳選して展示する。初めて沖縄を訪れてから半世紀が過ぎた今、撮りためた古い写真を見つめていると、遠い日の記憶が懐かしく蘇ると一色さんは語っている。

一色龍太郎写真展「沖縄 -旅の記憶-」

会期 2022年4月15日 (金)~28日 (木)
会場 ソニーイメージングギャラリー
住所 東京都中央区銀座5-8-1 銀座プレイス6F
時間 11:00〜18:00
休館日 会期中無休
入場料 無料
問い合わせ ソニーイメージングギャラリー (TEL 03-3571-7606)

 

 

一色龍太郎 (Ryutaro Isshiki)

1951年、愛媛県西条市生まれ。松山商科大学で探検部に所属し山や海、洞穴探検など、アウトドアに浸る。現在は写真業に従事しながら、プライベートで「人と自然」をテーマに石鎚山系山間と沖縄を撮影している。日本写真作家協会、二科会写真部会員。
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〈文〉鬼沢幸江