写真に残さなければ忘れてしまいそうな日常を撮り続けた 本田光写真展「うきま」

本田光さんの写真展「うきま」が、2022年4月28日より開催される。

本田光写真展「うきま」
© Hikaru Honda

 

エプサイトギャラリーの2021年度第2期公募展応募作品の中から、最も優れた作品を選ぶ「第2回 epSITE Gallery Award」受賞作の写真展。団地での妻との暮らしを約10年にわたって撮り続けた私小説的な作品だ。写真に残しておかなければ忘れてしまうような日常の何気ない瞬間を、丁寧に捉えたことが高く評価された。

タイトルの「うきま」は、本田さん夫婦が暮らす川に挟まれた街の名が由来だそうだ。そこには、浮かんで消える人の記憶という意味も込められている。川の流れのように時間も流れ、人や暮らしの風景は変化していくが、「変わっていないと思っていても変わってしまったものと、目には変わったように見えて、本質は変わっていないものがある、ということが見えてきました」と本田さんは語っている。

本田光写真展「うきま」

会期 2022年4月28日 (木) ~5月11日 (水)
会場 エプソンスクエア丸の内 エプサイトギャラリー
住所 東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1F
時間 11:00〜17:00
休館日 日曜
入場料 無料
問い合わせ エプソンスクエア丸の内 (TEL 03-6775-9481)

 

 

本田 光 (Hikaru Honda)

1967年、大阪市生まれ。1989年、追手門学院大学経済学部卒業。広告・印刷会社で営業職として8年間勤務。1997年、日本映画学校入学。卒業後、ゲームシナリオ制作会社勤務、フリーシナリオライターを経て、2013年に渡部さとる氏のワークショップに参加。現在は会社勤務の傍ら、舞台撮影、写真作品・手製本による写真集制作を続けている。
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