韓国出身の写真家、梁 丞佑 (ヤン・スンウー) さんが、写真展「B side」を2022年5月6日から開催する。
■展示作品ギャラリー
梁さんは1996年に韓国から来日し、日本写真芸術専門学校で写真を学び、その後は東京工芸大学、同大学院でさらに学びを深めた。2017年には新宿・歌舞伎町を舞台に、その街をかけがえのない「居場所」とする人々を捉えたモノクロームのスナップ写真「新宿迷子」で第36回土門拳賞を受賞している。
本展では、2008年から2021年までに撮影した未発表のカラースナップ写真約40点を展示する。地図制作会社の依頼で全国津々浦々を車で走るアルバイトをしながら撮りためたもので、被写体は子どもや老人、顔ハメパネル、花、マネキン、水の泡など多種多様。梁さんならではの、優しさと恐ろしさとユーモアを孕んだ眼差しで捉えられている。
タイトル曲のようには目立たないが、遊び心を多分に取り入れ、アーティストの視点が色濃く反映されたレコードのB面のような作品である。
会期中、写真家の呉在雄さんをゲストに招き、ギャラリートークも開催される。
梁丞佑写真展「B side」
日時 2022年5月6日 (金) 〜29日 (日)
会場 コミュニケーションギャラリーふげん社
住所 東京都目黒区下目黒5-3-12
時間 12:00〜19:00 (土日は18:00まで)
休館日 月曜
入場料 無料
問い合わせ コミュニケーションギャラリーふげん社 (TEL 03-6264-3665)
ギャラリートーク
日時 2022年5月14日 (土) 14:00〜15:30
会場 コミュニケーションギャラリーふげん社
出演 梁丞佑、呉在雄 (写真家)
参加費 1,000円 (税込)
備考 オンライン配信あり (料金は会場観覧と同額)
申し込み WEBサイトより
https://fugensha.jp/events/220514talk/
梁 丞佑 (Yang Seungwoo)
1996年、来日。2000年、日本写真芸術専門学校卒業。2004年、東京工芸大学芸術学部 写真学科卒業。2006年、東京工芸大学大学院 芸術学研究科メディアアート写真領域 博士前期課程修了。現在フリーで活動中。2017年、第36回 土門拳賞受賞。
→ WEBサイト
〈文〉鬼沢幸江