アナログにこだわった多重露光の世界が好奇心を掻き立てる ゴトウヨシタカ フィルム写真展「Be Water」

ゴトウヨシタカさんのフィルム写真展「Be Water」が、2022年5月11日から開催される。

ゴトウヨシタカ フィルム写真展「Be Water」

 

ゴトウヨシタカさんは、台湾を中心に国内外で活動する岐阜市在住の写真家だ。2008年にLomography (ロモグラフィー) のカメラを使ったフィルムによる多重露光作品を発表。そのアナログの技法で制作された独特な作品は、海外のアートフェアでも注目を集めてきた。

本展では、ロモグラフィーによる多重露光の作品を約30点展示する。レンズをマスキングして、上下または左右に異なる被写体を重ねたり、撮影済みのフィルムを再びカメラに装着して重ね撮りするといった方法で表現した作品だ。被写体は、異なる国や地域の人物や景観、自然など。1コマに融合した世界は、見る者の好奇心を掻き立てる。

さらに、ポジフィルムで撮影してネガ現像を施す“クロスプロセス現像”による色鮮やかな作品も見どころとなっている。

ゴトウヨシタカ フィルム写真展「Be Water」

会期 2022年5月11日 (水) 〜15日 (日)
会場 photo gallery pieni onni (ピエニオンニ)
住所 岐阜県岐阜市清住町2-4-2 大一グリーンビル1F
時間 11:30〜18:00 (土曜は11:00〜19:00、日曜は11:00〜17:00)
休館日 月曜・火曜
入場料 無料
問い合わせ pieni onni (TEL 090-9193-3163)

 

 

ゴトウヨシタカ (Yoshitaka Goto)

京都産業大学経営学部卒。フリーランス写真家。作品は各種広告、書籍の装幀、企業カレンダーなどのアートワークに採用されている。フィルムカメラによるワークショップの講師も務める。主な写真集に『Inception』(2018年)、『X-in』(2019年)。
→ WEBサイト
→ Twitter
→ Facebook
→ Instagram

 

〈文〉鬼沢幸江