写真の新しい見方をもたらす 松龍&Ritsuko Matsushita写真展「私たちはずっと宇宙にいます。」

松龍 & Ritsuko Matsushita ふたり展「私たちはずっと宇宙にいます。」が、2022年6月4日より、ミュゼふくおかカメラ館において開催される。

松龍&Ritsuko Matsushitaふたり展「私たちはずっと宇宙にいます。」

 

国内外での評価が高まる作家夫妻による初の2人展。「宇宙」を共通のテーマに、新しい表現の世界を創り上げる。

松龍さんは「宙と墨」「499 seconds」「Entropy 1,2」「It can be seen but does not exist」のシリーズより約50点、Ritsuko Matsushitaさんは「いつか宇宙に還る。」「Melodies」「空を仰ぎ、彼らを見送る」のシリーズより約300点を展示する。これらの作品は現実の世界をそのまま切り取ったものではなく、鑑賞者に新しい見方で世界を見るきっかけをもたらすものとして制作された。本展を通して、現代アーティストの2人が写真表現の可能性について提示する。

会期中、トークショーも開催される。

松龍&Ritsuko Matsushitaふたり展「私たちはずっと宇宙にいます。」

松龍 & Ritsuko Matsushita ふたり展「私たちはずっと宇宙にいます。」

会期 2022年6月4日 (土) ~7月10日 (日)
会場 ミュゼふくおかカメラ館
住所 富山県高岡市福岡町福岡新559
時間 9:00~17:00 (入館は16:30まで)
休館日 月曜 (祝日の場合は翌日休館)
入場料 一般500円、65歳以上400円 (要身分証)、高校・大学生300円、中学生以下無料 (土・日・祝日は高校生無料)
問い合わせ ミュゼふくおかカメラ館 (TEL 0766-64-0550)

トークショー

日時 2022年6月4日 (土) 14:00〜
出演 松龍& Ritsuko Matsushita × 梅木宏真 (ミュゼふくおかカメラ館長)
定員 20名
申し込み ミュゼふくおかカメラ館へ電話にて

 

 

松龍 (maturyu)

1964年、東京生まれ。ITコンサルタントをしながら、写真表現をするアーティスト。Charles Robert Darwin、長谷川眞理子らに哲学的影響を受けた。今までに「くうをみる」「世界の始まり」「宙と墨」「499 Seconds」「Entropy 三部作 (制作中)」などのシリーズを制作。今後も、ホモ・サピエンスという「種」と、僕という「個人」が交わる点に、作品を発表していこうと考えている。
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Ritsuko Matsushita

神奈川県横浜市生まれ。2013年より本格的に写真を学び始め、写真作家として活動中。子どもの頃に読んだ絵本や児童文学の世界、そして大人になってから出会った東洋思想の一つである「禅」の考え方に影響を受けている。すべての物質には実体がなく、流動的な状態のほんの一時の姿であり、常に変化していく。「それ」はいつから「それ」でありいつまで「それ」であり続けるのか? この思考を主軸に作品を制作中。
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〈文〉鬼沢幸江