変わった? 変わらない? 日本のバス停を撮り続けた 柴田秀一郎写真展「バス停探訪の旅」

柴田秀一郎さんの写真展「バス停探訪の旅」〜標 (しるべ) バス停第二章〜 が、2022年6月16日から開催される。

柴田秀一郎写真展「バス停探訪の旅」
バス停名「荻窪駅北口」 地名 東京都杉並区上荻 © 柴田秀一郎

 

柴田秀一さんは、1998年からバス停をモチーフに取材を行ってきた。その約25年の間には同じ場所を撮影することもあり、取材を通してさまざまな変化に気づくことができたという。地域によっては路線バスがすでになくなっているところ、バス停はあるが町が激変しているところ、逆に全く変化が感じられないところなどがある。

自身の個展として10年ぶりの開催となる本展では、長年にわたってバス停を追い続けてきたからこそ得られた独自の視点による作品を展示する。日本各地を走る路線バスの今後を見つめ、さらに取材を進めていくという柴田さんにとって、“第二章”として位置づけられる写真展だ。

柴田秀一郎写真展「バス停探訪の旅」〜標 (しるべ) バス停第二章〜

会期 2022年6月16日 (木) 〜27日 (月)
会場 OM SYSTEM PLAZA クリエイティブウォール
住所 東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビルB1F
時間 10:00〜18:00 (最終日は15:00まで)
休館日 火曜・水曜
入場料 無料
問い合わせ OM SYSTEM GALLERY (TEL 03-5909-0190)

 

 

柴田秀一郎 (Shuichiro Shibata)

1963年、東京都生まれ。日本大学法学部卒。中学生時代から写真家を志すが、大学卒業後は会社員に。32歳で写真学校に入学し、風景写真家・竹内敏信氏に師事。1998年より日本全国のバス停を取材し、作品と文章にまとめている。2005年、第11回酒田市土門拳文化賞・奨励賞受賞。2010年、写真集『バス停留所』(リトルモア) 出版。公益社団法人 日本写真協会会員。
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〈文〉鬼沢幸江