“ささやかな宿命”を感じて地元を撮る 野口智弘写真展「川風 -River Breeze-」

野口智弘さんの写真展「川風 -River Breeze-」が、2022年6月17日から開催される。

野口智弘写真展「川風 -River Breeze-」

 

2021年の初個展「Slow Waltz」で欧米のスナップ作品を展示した野口智弘さんが、今回は“かけがえのない平凡”をテーマに作品をまとめた。被写体としてカメラを向けたのは、野口さんが生まれ育った場所。東京・多摩川に架かる六郷橋から海老取川合流地点までのエリアだ。半世紀以上にわたって気ままに歩いてきたという、急げば小一時間の距離にある地元の日常を捉えている。

「とても個人的な作業ですが、ささやかな宿命を感じるものでもあります」と、野口さんは語る。平穏な日常の大切さを噛み締める2022年にふさわしい写真展だ。

野口智弘写真展「川風 -River Breeze-」

会期 2022年6月17日 (金) 〜23日 (木)
会場 CO-CO PHOTO SALON (ココフォトサロン)
住所 東京都中央区銀座3-11-14 ルート銀座ビル4F
時間 11:00〜18:30 (最終日は17:00まで)
休館日 日曜
入場料 無料
問い合わせ CO-CO PHOTO SALON (TEL 03-3542-7110)

 

 

野口智弘 (Tomohiro Noguchi)

1959年、東京都大田区生まれ。株式会社リコーで商品企画、マーケティング、事業運営などカメラビジネスに長く関わる。中でもGRはほぼ全機種に関わり、「ミスターGR」として親しまれる。写真ギャラリー・RINGCUBEの設立や企業SNSの運営などコミュニケーションも幅広く手がける。その後、株式会社アマナでの写真関連企画を経て、2021年に独立。現在はゆでたまご代表として、企業のブランド&コミュニケーションの支援をする傍ら、セミナーや執筆活動にも取り組む。
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〈文〉鬼沢幸江