チャーリィ古庄さんの写真展「Clear for Take Off 光明の中、曉闇をついて赴くままに」が、2022年6月18日より開催される。
■展示作品ギャラリー
チャーリィ古庄さんは、パイロットの免許を持ち、セスナやヘリコプターを操縦する稀有な航空写真家だ。初めてカメラを持ったのは小学生のころ。以来、旅客機を専門に撮影を行なってきた。「旅客機には旅に対する夢を感じる」と古庄さんは語る。
今回の写真展は、コロナ禍を経て再び日が昇るイメージで創り上げた。タイトルの「Clear for Take Off」は、無線交信で離陸時に使われる言葉だ。
「私たちの夢と希望を運んでくれる飛行機とともに、また大空に羽ばたきたい。大きなダメージを受けた航空業界への思いも込めています」
展示は5つのコーナーから成る。飛行機が飛ぶ美しい夕景を集めたコーナー、整備現場をモノクロで表現したコーナー、ヘリからの眺めを捉えた動画コーナー、歴代EOSシリーズによる作品コーナー、そして今年5月にアメリカを訪れて「EOS R3」で撮影した新作コーナーと、合わせて約70点もの作品を展示する。
コロナ禍で移動が制限されてきた今、独特の視点で飛行機の魅力を伝える本展で、ぜひ自由に旅をしてほしい。
チャーリィ古庄写真展「Clear for Take Off 光明の中、曉闇をついて赴くままに」
会期 2022年6月18日 (土) ~8月8日 (月)
会場 キヤノンギャラリーS
住所 東京都港区港南2-16-6 キヤノンSタワー1F
時間 10:00〜17:30
休館日 日曜・祝日
入場料 無料
問い合わせ キヤノンギャラリーS (TEL 03-6719-9021)
チャーリィ古庄 (Charlie FURUSHO)
1972年、東京生まれ。世界の航空会社や空港からのオーダーを受け、これまで100を超える国や地域航空写真を撮影。訪れた空港は世界500か所以上。世界で最も多くの航空会社に搭乗した「ギネス世界録」を持つ。サミットなどのVIP機公式記録カメラマンの経験もある。旅客機関連の著書、写真集は30冊を超える。キヤノンEOS学園講師。
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〈文〉鬼沢幸江