レトロなボンネットバスの魅力たっぷり! 和田浩写真展「大和路をゆく奈良交通ボンネットバス」

和田浩さんの写真展「大和路をゆく奈良交通ボンネットバス」が、2022年6月30日から開催される。

和田浩写真展「大和路をゆく奈良交通ボンネットバス」

 

1966年に路線バス用としてデビューし、登録抹消で休車していた奈良交通ボンネットバス。2013年に同社創立70周年にあたり8年ぶりに復活し、その後に再々登録されて奈良の唐招提寺や薬師寺などの定期観光用として運行を開始した。和田浩さんは長年にわたって鉄道を撮影してきたが、自身が入手した自転車がこのバスと同じ塗装だったことから、バス撮影を行うようになったという。

第10回FOCUS展として開催される本展は、オリンパスのOM SYSTEMプロ会員 (OMPS会員) である小竹直人さんの推薦によって実現した。Focus展はOM SYSTEMのカメラを使って表現力、創造性に富んだ作品を生み出すフォトグラファーに展示の機会を提供する企画展で、和田さんはOM SYSTEMのカメラに適した作品として本作を制作した。

路上での撮影において「軽量コンパクトかつ機動性の高いOMが最適でした」と和田さんは語る。機材にこだわりを持って取り組んできた和田さんならではの表現が光る写真展だ。

第10回Focus展 : 和田浩写真展「大和路をゆく奈良交通ボンネットバス」

会期 2022年6月30日 (木) 〜7月11日 (月)
会場 OM SYSTEM PLAZA クリエイティブウォール
住所 東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビルB1F
時間 10:00〜18:00 (最終日は15:00まで)
休館日 火曜・水曜
入場料 無料
問い合わせ OM SYSTEM GALLERY (TEL 03-5909-0190)

 

 

和田 浩 (Hiroshi Wada)

奈良市出身、奈良市在住、奈良市勤務。学生時代は雄大な鉄道風景を求め北海道へ通い詰める。1988年、中国桂林にて広大な国土をゆく蒸機に魅せられ海外蒸機撮影を始めた。1995年、中国西安市人民政府に派遣される。滞在中、急速に変貌する現代中国の生活様式や街並みを撮り始める。帰国後は国内外を問わず、生活の中の鉄道風景をライフワークとして機材にもこだわりを持ち、途切れることなく精力的に撮り続け現在に至る。

 

〈文〉鬼沢幸江